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2021年11月05日
活動報告(写真)台北
11月4日、5日の2日にわたり、当協会は、台湾外交部、米国在台協会(AIT)、豪州弁事処、イスラエル経済文化弁事処及びエデン社会福祉基金会と共に、「障害者人権の実践」をテーマとしたGCTFのバーチャルセミナーを開催いたしました。 開幕式では、当所泉裕泰代表が挨拶を行いました。また、日本からは、1日目のセッションにおいて、春名由一郎 高齢・障害・求職者雇用支援機構副統括官に、日本における障害者の雇用機会と労働権について紹介いただきました。 当協会は、これからもGCTFに引き続き積極的に貢献していきます。 泉代表の挨拶は以下のとおりです。 本日、グローバル協力訓練枠組み(GCTF)における「The Implementation of the Rights of Persons with Disabilities」のバーチャル会議を共催できることを嬉しく思います。 特にイスラエル経済文化弁事処が、初めて我々とともにこのGCTFに共同ホストとして参加されることに心から歓迎の意を表したいと思います。 世界にはおよそ13億の人々が何らかの形の身体的、精神的もしくは感覚的な障害に苦しんでいると言われています。これらの方たちの人権を守るためには、「障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会を実現する。」という考えに基づき、社会的な制度や構造を構築していくことが必要であり、これは、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の考え方にも合致しています。 そのためには、まず社会のあらゆるレベルで障害についての認識や概念を変える必要があります。今夏に開催された東京オリンピック・パラリンピックにおいて世界各国のアスリート達は、困難を乗り越え、自らの限界に挑戦する人間の可能性を遺憾なく発揮しました。その姿は、障害を持つ人のみならず、障害を持たない人々にも大きな希望と勇気を与えるものでした。 障害を持つ人も持たない人もそれぞれが自らの個性と可能性を発揮し、お互いがお互いを心から尊敬できる社会、これこそが、我々の目指す社会であると考えます。 未曽有のコロナ禍において、格差や分断、対立がさらに深まるなど、社会や経済は引き続き大きく揺らいでいます。このような中において本テーマを議論することは時宜にかなったものです。有意義かつ実り深い議論が行われることを心より期待しています。 最後に、本日の会議開催の為にご尽力いただいた皆様に感謝申し上げるとともに、今回の会議が、大きな成功を収めることを祈念いたしまして私のご挨拶といたします。 ありがとうございました。
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