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平成30年3月27日~31日(岩手)

 平成29年8月末に来日した第1期台湾高校生。日本での留学生活も折り返し地点を越えた3月、改めて初志を再認識し、新たな目標設定を行う機会として、春休み期間を利用し、岩手県において中間研修を実施しました。各地に派遣された留学生が7か月ぶりに一堂に会し、それぞれの半年間を振り返りながら、達成したことや今後の課題をシェアしました。また、事前学習として岩手県にゆかりのある偉人や歴史・文化をテーマに、グループワークで発表を行い、実際に関連施設まで足を運ぶ等、有意義な時間を過ごしました。

回回 報告会 回回
 半年の留学生活を報告。密度の濃い内容に、持ち時間オーバーが続出。仲間の発表に興味津々に耳を傾け、「いつもは離れて暮らす他の留学生が勉強や部活を頑張っている様子を聞き、自分ももっと頑張ろうと思った。留学生活もあと少しなので、後悔しないように毎日を大切に過ごしたい」と感想を述べる留学生も。
 

回回 グループワーク 回回
 5チームに分かれ、それぞれのテーマ「後藤新平」「新渡戸稲造」「宮沢賢治」「平泉」「遠野」について発表。普段なかなか連絡を取り合うことのない遠方の留学生同士が交流を深める機会となりました。
  

回回 セルフヘルプ 回回
 夕食後に集まり、皆で輪になって、それぞれ克服した困難や今現在の悩みをシェア。ある生徒は「他の留学生の悩みなどを聞き、不安があるのは私だけではないと思えた。留学生の友達からたくさんアドバイスをもらえたので、新学期で新たな生活が始まるのが楽しみ」と前向きに話してくれました。


回回 見学 回回
●後藤新平記念館(奥州市)
 台湾では小学校から習う有名人。最初は「よく知っている歴史人物だから」と言っていた留学生も、館内を巡った後には「教科書には載っていないことをたくさん知った。やはり実際に来て見ることが大切。来れて良かった」と話していました。また、佐藤館長の案内で、日本最初の「公民館」も見学させてもらい、貴重な体験ができました。
  

●えさし藤原の郷(奥州市)
 数々の有名な時代劇の撮影にも使われている施設にて、ハマグリに絵付けや平安衣装・武者鎧体験など日本文化を学びました。最後にはスタッフの方々が、台湾人のために特別に用意した横断幕でお見送り。
  

●平泉(奥州市)
 世界遺産となった貴重な寺院や庭園を見学。金色堂には2月に起きた台湾東部地震の義捐金箱が設置され、訪れる人々が寄付をしていました。残念ながら堂内は撮影禁止のため写真撮影はできませんでしたが、留学生達は感動した様子で、自分達もとお金を入れていました。
 

●遠野ふるさと村(遠野市)
 日本の原風景と言われる遠野村の再現施設で昔話や陶芸を体験。語り部の話す難解な遠野方言に皆一生懸命聞き入っています。中には大体理解できたという強者の留学生も。最後はサプライズでカッパもお見送りしてくれました。
  

●宮沢賢治童話村・記念館
 グループワークの中でも人気の高かった宮沢賢治。まるで童話の世界に入り込んだような施設の中で知っている作品をなぞりながら楽しく見学しました。
  

回回 震災学習交流 回回
 大槌高校を訪問し、復興研究会の皆さんと交流しました。
 まず留学生側から代表1名が挨拶し、続けて2名が台湾の文化や歴史、自然災害について発表。
 次に、復興研究会の生徒3名がこれまでの活動について紹介しました。

  

 プレゼン後は町内の被災現場を見学。7年前とは言え、まだ東日本大震災の爪痕が残る町内の風景を目の当たりにしました。
  

 町内見学後は再び学校へ戻り、「震災の記憶を後世にどう伝えていくか」「復興のために自分に何が出来るか」についてグループディスカッションをしました。難しいテーマですが、どちらの生徒も積極的に意見交換をしていました。また、最後には復興研究会の皆さんに教えてもらいながら、折紙で復興を祈願したハスの花を折りました。この日のために復興研究会の皆さんは折り方を何度も練習してくれたそうで、数分後にはテーブルいっぱいにハスが咲きました。折ったハスの花は復興祈願と友情の証として留学生一人一つ色紙に張り、メッセージとともに復興研究会に贈呈しました。

 大槌高校の皆さん、ありがとうございました!

 4泊5日の研修を経て、それぞれの留学生が自分自身の留学生活を客観的に評価し、目標を宣言することで、気持ちを新たにすることができました。また、日台の絆が深まるきっかけとなった3.11の被災地を訪れ、当地の高校生との交流を通じ、震災のもたらしたものの重みを実感した様子でした。研修で訪れた岩手県についても、「研修前は東北にあり、寒いところというイメージしかなかった。しかし、実際に訪れてみると素敵な場所がたくさんあり、台湾とも深くかかわっている事がわかった。すごく興味がわいた」と感想を語ってくれました。