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　３月２７日、日本研究支援フォローアップ事業の一環として、台湾大学で「『戦後日本外交史』出版記念五百旗頭真特別講演会／日本研究座談会」を開催しました。本イベントは２部構成で実施し、第１部では五百旗頭真元防衛大学校長に「激動の世界と日本」をテーマにご講演いただきました。第２部では、徐興慶中国文化大学長による「日本研究の面白さ」の講演の後、座談会の形式で３人の先生にご自身の日本留学経験を紹介していただきました。
　五百旗頭先生は、日中関係を軸に日本の古代の対外関係から説き起こし、近代、敗戦、その後の経済発展、そして日本が抱える現在進行形の難しい問題まで、現在の米中関係、台湾のおかれている状況にも触れつつ、縦横無尽にお話をされ、参加者はメモをとりつつ熱心に聞いていました。また、五百旗頭先生は１９９５年の阪神淡路大震災の経験が防災関係の仕事に携わるきっかけとなったと紹介し、東日本大震災時の台湾の支援とその後の日台間の友好感情の高まりに触れ、日本にとって台湾との関係は非常に重要なものだと述べました。徐興慶学長の講演とその後の座談会は、若い学生さんからは大きな収穫があったという声がありました。
　当協会では今後もこのような活動を実施していきます。乞ご期待！