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2020年 4月 13日

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経済部統計処は3月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、前年の旧正月における稼働日数の減少に伴う基準値の低さを受けて、2月の工業生産指数は103、前年同月比+20.34%となった。このうち、2月の製造業生産指数は前年同月比+21.12%となり、工業生産、及び、製造業生産ともに同月の過去最高となった。、電子部品業が同+32.3%、積体電路業が同+46.93%、パソコン電子及び光学製品業が同+27.48%、自動車及び部品業が同+22.66%となった。

 また、1~2月の累計では、工業生産は前年同期比+7.85%と過去最高となり、製造業生産は同+8.27%となった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響は目立って受けておらず、2019年11月以降の高成長が続いている。

 王淑娟・経済部統計処副処長は、「国内産業が受けた新型コロナウイルスの感染の影響は大きくなく、1~2月の工業生産は前年同期比+7.85%と同期の過去最高となった。このうち、電子部品業が同+24.4%、積体電路業が同+38.11%となった。これは、主に5G通信、高速演算の拡大によるものである。我が国の電子部品業は先端優位性を持ち、ハイエンド生産の受注が新型コロナ感染の影響を受けずにフル稼働となっている」と説明した。

 1~2月のパソコン電子産品及び光学製品業は前年同期比+9.6%と同期の過去最高となった。これは、主にスマホ・デュアルレンズのブームに伴うレンズ、光学商品の増産をもたらしたこと、米中貿易摩擦による振替受注の継続、及び、クラウドコンピューティング応用への需要増がネット通信商品、サーバーなどの増産をもたらしたことによるものである。経済部の担当者は、「一部の振替受注、委託生産の増加などの好材料により、台湾企業の回帰投資が続き、生産力を下支えしている。3月の製造業生産は+4%、また、第1四半期の製造業生産は+6%~+9%となる見込み。これは主に、前年第1四半期の基準値の低さ、ハイエンド生産への需要増、企業の回帰投資の増加が、製造業生産を押し上げることによるものである。今後を展望すると、新型コロナウイルスの感染が世界各国に拡大し、国際原油価格の急落や世界の生産・投資・消費に悪影響を及ぼすことが国内の生産力に影響するか否かを注視する必要がある」と述べた。
また、労働部の担当者は、「新型コロナウイルスの感染拡大により、中国大陸の生産の再開状況が不透明なため、台湾企業の回帰投資が加速し、製造業の求人募集は直近8ヶ月の最多となった。関連統計によると、2月の製造業の新規求人者数は4万4,122人、前月比+35.38%、前年比+18.77%となった」と述べた。




工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]