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2021年03月08日
日台友情台北
宮城県仙台市出身の鴇田ありささんからいただいたエピソードです! 上野公園で集められた「謝謝」の寄せ書きは長い間当協会に飾られていました。もう一度台湾の方々に見ていただきたいです。 --------------------------------------------------------- 私は震災前日に一人旅で台湾を訪れていました。 翌11日、私の故郷である仙台が被災したと知り、仙台の家族や友人とも連絡がつかず途方に暮れていました。 帰国もできず何か日本のためにできることはないかと考え、3月12日にSNSサイトmixiにて台北市内で募金活動を一緒にしてくださる方々を募集しました。 台湾在住の日本人や台湾人計8名の方々から連絡があり、3回に分けて市内で募金活動をしました。 小学生からお年寄りなど、たくさんの方々が「日本頑張って!」と募金してくださいました。 被災したことに対する悲しみや悔しさ、そして台湾の皆さんの日本を想う気持ちや優しさなどへの感謝が入り混じり、募金活動中何日間も泣いていたのを覚えています。 募金活動を始めてすぐの頃、私の募金活動を知った台湾人の黃陽興さんという方から『あなたたちの活動を見たので今すぐうちの会社に来てほしい』という連絡があり、会社に向かいました。 お会いしてすぐに黄さんが「私も日本が大変なことになっていることを悲しく思います。なので交流協会を通して60万元を日本に送りました。日本は私たちの友達です」とおっしゃてくださり、感動のあまり涙が止まらなかったのを今でも覚えています。 その後黃さんのご協力の下、たくさんの方々からサポートしていただき、無事に義捐金合計306,850元を宮城県災害対策本部に送ることができました。 日本に帰国後、大きな日本国旗を手に上野公園の道ゆく人に『台湾で多くの人たちが日本に募金をしてくださり、応援してくれています』と伝えて、寄せ書きを書いていただきました。その寄せ書きされた国旗を持って再度台湾に戻り、交流協会台北事務所の1階に飾っていただきました。 10年が経った今でも、思い返せば悲しくて心が締め付けられる思いです。しかしそれと同時に、支えてくださった台湾の多くの方々、私の手を握りしめ『日本頑張って!』と募金してくださった方々が鮮明に思い起こされ、感謝の気持ちでいっぱいになります。この場をお借りして改めてお礼申し上げます。 --------------------------------------------------------- 引き続き日台友情エピソードを募集しています。ぜひ皆様のエピソードをお寄せください! 詳細はこちらをご覧ください。
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