日本台湾交流協会表彰は、当協会の活動に協力し、特に推奨するに値する顕著な貢献及び善行を行ったと認められる個人又は団体について、その功績を称えるものです。
令和４年度は、京都橘高等学校吹奏楽部、松尾直・元台湾東電化股份有限公司董事長、趙中正・全日本台湾連合会会長、詹徳薫・日本中華連合総会名誉会長、相澤邦彦・日華青少年交流協会専務理事を表彰いたしました。ご功績に対し，衷心より敬意と感謝を表します。
●京都橘高等学校吹奏楽部
２０２２年１０月、台湾の国慶節祝賀大会において、海外の団体としては初めてパフォーマンスを披露し、台湾で「オレンジ旋風」を巻き起こす。その後も２０２３年旧暦の大晦日に台湾で放送された特別番組に出演するなど、依然として台湾での人気は高く、若い世代における日台友情の象徴的存在となっている。今後も、日台友情関係の促進に寄与することが期待される。
●松尾直・元台湾東電化股份有限公司董事長
台湾TDKの楊梅工場の閉鎖及び中国拠点への移管を延期させ、TDK本社から移管を受けた製品のみ製造していた前例を断ち切って台湾TDK独自製品であるアクチュエーターを開発し、業績をV字回復し、台湾における産業の「空洞化」の改善に多大な貢献をされた。
●趙中正・全日本台湾連合会会長
在日台湾婦女会、日本台湾医師連合等１７の在日台湾団体が参加して設立された全日本台湾連合会の初代会長として就任され、現在も会長として、在日台湾人による日台交流のとりまとめ役として活躍。日台交流の推進に多大な貢献。引き続き日本人の台湾に対する理解が深まるよう交流が深まることが期待される。
●詹徳薫・日本中華連合総会名誉会長
留日台湾同郷会会長、留日東京華僑総会会長、亜洲台湾商会連合総会会長、日本中華連合総会会長、東京媽祖廟董事長を歴任されている。現在では日本中華連合総会名誉会長として華僑の福利、救済、文化、教育等の企画及び計画、各地華僑総会の連絡等、留日華僑を代表して日本関係当局との交渉をはじめ、台湾政府や駐日台北経済文化代表事務所の通達及び当該機関との調整など多岐に亘る活動をされている。
●相澤邦彦・日華青少年交流協会専務理事
１９８９年日本アジア航空台湾支店広報マネージャー当時、初めて台湾大学生の日本訪問研修団の出発や日本大学生の台湾訪問研修団の受け入れ業務を担当。その後、日本航空東京本社において台湾交流事業推進総括として日台双方の訪問研修団の交流事業や日台青少年交流事業のスピーチコンテスト等に携わる。 ３５年余りの長きに亘り、日台の青少年交流活動の促進に尽力し、知日・知台の若い世代の育成に携わってきたことは表彰に値する。また、今後も更なる活躍が期待される。
