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2022年6月29日更新

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 行政院主計総処は6月7日、最新の物価調査結果を発表した。同調査によると、外食価格、鶏卵、野菜類の持続的な上昇、燃料費(ガソリン)が高水準で推移していることから、5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+3.39%と月当たり過去10年で最大の上昇幅となったほか、3ヶ月連続して3%台を突破し、インフレ圧力が高く、6月のCPIも引き続き3%超となる見通しである。5月の青果類及びエネルギーを控除したコア物価は前年同月比+2.60%と過去160ヶ月で最大の上昇幅となった。
 曹志弘・主計総処総合統計処専門委員は、「5月のCPI年増率(インフレ率)は前月比0.01%ポイントの微増ではあるものの、インフレ圧力が高くなったことを反映しており、過去3ヶ月(3~5月)のCPIがいずれも3%台を超え、6月のCPIも3%台となるものの5月を下回り、+3.3%となる見通しである。先般、野菜価格上昇の緩和により、5月のCPIは4月を下回ると予測していたが、天候不順による野菜価格の上昇が持続し、加えて外食価格、石油価格、鶏卵、肉類の上昇幅が過去最高となったことは5月のCPI(+3.39%)を押し上げ、過去117ヶ月で最大の上昇幅となった」と説明した。また、「5月の外食価格は前年同月比+5.8%と過去163ヶ月で最大の上昇幅となったほか、肉類が7.88%と87ヶ月で最大の上昇幅、鶏卵が+27.98%と41ヶ月で最大の上昇幅となった。肉類及び鶏卵価格の上昇は主に、とうもろこし(飼料)の国際価格の高騰によるものである。肉類、鶏卵、野菜、外食価格、石油価格の5項目を合わせた上昇幅がCPIへの寄与度は+50%ポイント超となった。過去10年間の外食価格平均は+1.9%となったが、今年1~5月の上昇幅は+5.06%となり、外食をよくする人たちに強く物価上昇の圧力を実感させたほか、低所得家庭のエンゲル係数が高くなっていることから、彼らも物価上昇の圧力を強く感じている」と述べた。
 行政院物価安定チームが注視している17項目の重要民生物資価格は前年同月比+5.25%と91ヶ月で最大の上昇幅となった。外食、青果類、肉類、鶏卵はいずれも購入頻度の高い項目であることから、これら毎月少なくとも1回購入する商品価格の5月の上昇幅は前年同月比+7.22%と165ヶ月で最大となった。
 

 

物価動向