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2022年 3月 8日更新

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 経済部統計処は2月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、旧正月前の在庫補填の増加、民間最終消費の拡大により、1月の工業生産指数は138.97、前年同月比+10.00%と24ヶ月連続のプラス成長となり、指数として同月で過去二番目の高水準となった。このうち、製造業生産指数は142.42、前年同月比+10.69%と24ヶ月連続のプラス成長となり、指数として同月で過去二番目の高水準となった。
 業種別についてみると、情報電子産業について、1月の電子部品業生産指数は181.16、前年同月比+21.22%と26ヶ月連続して二桁の成長となったほか、指数として同月で過去最高となり、製造業生産指数の成長に大きく寄与した。黄偉傑・経済統計処副処長は、「主な要因としては、5G、高速演算、IoTなどに用いる関連チップへの需要増加により、ウェハーの委託生産の増加をもたらしたことによるものである。積体電路業は前年同月比+27.21%と27ヶ月連続して二桁の成長となり、指数として同月で過去最高となった。加えて大型パネル業者が商用、工業コントロールシステム用、健康医療用などのマーケットを積極的に開拓したことにより、液晶パネル及び部品業は前年同月比+14.55%と22ヶ月連続のプラス成長となった。
 伝統産業について、機械設備業は、半導体業者による生産規模の拡大、5Gインフラ建設、自動化のための設備等への需要増加が機械設備、電子及び半導体生産設備、工作機械の持続増産をもたらし、同+12.97%と24ヶ月連続のプラス成長となり、指数として同月で過去最高となった。また、基本金属業は旧正月による在庫調整、加えて鉄鋼工場のメンテナンスによる稼働停止により、同▲13.71%、化学原材料業は同▲6.74%となった。これは主に、防疫商品への需要減少、一部アルケン工場及び川下業者の定期点検による稼働停止によるものである。
 黄・副処長は、「ワクチン接種率の増加に伴い、世界各国が次々と水際制限を緩和し、世界の貿易経済の活況にプラスとなり、加えて主要経済国によるインフラ建設の持続的な推進、デジタル新興科技応用の持続的な拡大などは台湾製造業の増産の一助となるが、直近のオミクロン変異株による感染の再拡大、サプライチェーンの原料不足、港の混雑などの不確定要素は依然として世界経済成長のテンポを左右する見込みであるため、製造業生産への影響に引き続き注意を払う必要がある。こうした状況を踏まえると、2月の製造業生産指数は前年同月比+7.9%~+11.6%となる見込み」との見方を示した。
 

工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)

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