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2020年 9月 10日

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経済部統計処は8月24日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、7月の卸売業売上額は8,993億元、前年同月比▲0.66%となった。このうち、自動車業は新型コロナウイルスの感染拡大による外国工場の生産停止が輸入車の供給に影響を与え、昨年の基準値が高かったこともあり、前年同月比▲10%となった。布・服飾品業は新型コロナウイルスの世界的感染拡大に伴う輸出の減少があった一方、一部の業者が防護服を生産し、減少幅を相殺したことにより、同▲9.9%となった。機械器具業は5Gインフラ建設の構築、遠距離サービスへの需要増加が関連設備及び備品の販売好調をもたらし、同+3%となった。家用器具業は猛暑によるクーラー設備の売上好調により、同+21.5%の大幅増となった。

 新型コロナウイルス感染の防疫策の成功、及び政府の「三倍券」経済振興策に伴う業者の販促イベントの実施により、7月の小売業売上額は3,351億元、前年同月比+2.49%と5ヶ月連続のマイナスからプラス成長となったほか、金額として過去最高となった。また、総合商品小売業売上額は1,126億元、前年同月比+7.18%となった。人波が増えてきた百貨店売上額は同+10.31%となった。スーパー及び量販店は経済振興策、販促イベントの実施により、それぞれ同+6.57%、+8.10%となった。コンビニは新規店舗の展開、生鮮食品及び飲料の売上好調により、同+21.28%の大幅増と2000年1月以来の最高となった。また、猛暑により、家電製品及び在宅経済が売上好調となり、ネットショッピング、通販は+16.4%となった。また、出国できないことによる国内消費の拡大、業者による販促イベントの実施により、布・服飾品小売業は+8.8%となった。

 7月の飲食レストラン業売上額は689億元、前年同月比▲0.68%と減少幅が縮小した。このうち、防疫規制の解除、夏休みの旅行シーズン、食事会のピーク、政府による「三倍券」の経済振興策の施行などにより、レストラン業売上額は同+1.0%と5ヶ月連続のマイナスを収束した。うち食事会がメインとなるレストランはプラス成長に好転し、宴会をメインとなるレストランは売上の減少幅が縮小した。

 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「下半期は消費拡大により、8月の飲食レストラン業売上額はプラス成長に好転する見通しである」との見方を示した



               卸売・小売・飲食レストラン業動態調査