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台北事務所
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2021年 5月18日更新

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 経済部統計処は4月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、在宅経済の活況、遠距離商機の持続拡大、内需の回復、石油化学及びプラスチック産品価格の値上がり、オフィスビル及び公共工事など建築への需要増により、3月の卸売業売上額は1兆103億元、前年同月比+11.67%と金額ベースでは過去最高額を更新した。小売業及び飲食レストラン業は、新型コロナウイルス感染拡大による出国管制が国内消費の拡大を押上げたことから、3月の小売業売上額は3,250億元、前年同月比+12.05%となり、飲食レストラン業売上額は652億元、前年同月比+25.30%と新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻っただけでなく、それぞれ過去最高となった。また、新型コロナウイルスの影響が続いていることにより、第1四半期のネットショッピング小売業売上額は919億元、前年同期比+15.4%と小売業全体の9.1%を占めた。

 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「3月の卸売物価が1兆元台を突破したことは主に、機械器具卸売業売上額が前年同月比+12.6%の大幅増、市場の需要拡大による石油化学及びプラスチック産品価格の上昇、工場・オフィスビル及び公共工事など建築の増加が化学材料(+23.0%)及び建築材料卸売業(+10.1%)の高成長をもたらし、自動車・バイク業は新型自動車の発売により、同+16.9%となったことなどによるものである」と分析した。

 第1四半期の卸売業売上額は2兆8,142億元、前年同期比+14.2%と金額ベースでは同期の過去最高となった。

 今後を展望すると、黄副処長は、「世界経済の持続回復が5G応用、消費性電子及び自動車などへの需要拡大を引き続き押し上げることから、4月の卸売業売上額は前年同月比+16.5%~19.5%と引き続き成長する。昨年の基準値が低いこと、清明節(台湾お盆)連休、母の日向け販促イベントの開催、株式市場の活況が消費拡大を押し上げることにより、4月の小売業売上額は同+18%~+21%と引き続き成長する。また、飲食レストラン業売上額は昨年の基準値が低いこと、連休による国内旅行・外食の増加、気温が高いことによるアイス飲料の販売好調により、同+32%~+35%と引き続き成長する見込み」との見方を示した。





卸売・小売・飲食レストラン業動態調査