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承認:エディタ
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2022年1月25日更新

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 経済部統計処は12月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、11月の工業生産指数は137.86、前年同月比+12.19%と指数として同月で過去二番目の高水準となった。製造業生産指数は141.16、前年同月比+13.13%と同月で過去最高となったほか、両方とも22ヶ月連続のプラス成長となった。経済部の担当者は、「これは主に、テクノロジーの応用、及びデジタル化への持続的な転換、加えて世界的な最終需要の増加によるものである」と説明した。
 業種別についてみると、電子部品業は175.43、前年同月比+20.06%と24ヶ月連続して二桁の成長、指数として同月で過去二番目の高水準となり、製造業生産の増加に大きく寄与した。黄・副処長は、「これは主に、5G、高速演算、車用電子のチップ等への需要増加がウェハーの委託生産やIC構築の増産をもたらし、加えて大型工業コントロールシステム用及び医療用パネルへの持続増産によるものである」と説明した。また、積体電路業は前年同月比+20%と25ヶ月連続して二桁の成長となり、指数として過去二番目の高水準となった。液晶パネル及び部品業は同+25.73%と20ヶ連続してプラス成長となった。パソコン電子産品及び光学製品業はクラウド資料サービス、消費性電子産品への需要増加、業者による国内生産の拡大、サプライチェーン原料不足の緩和によって一部の生産が11月となったことから、11月のパソコン電子産品及び光学製品業は前年同月比+13.21%と22ヶ月連続のプラス成長となった。
 伝統産業について、世界景気の堅調な回復に伴う最終需要の拡大、国内科学技術工場の規模拡大、加えて昨年同月に一部業者のメンテランスによって基準値が低かったことから、機械設備業、基本金属業、化学原材料業はそれぞれ+19.16%、+8.49%、+3.19%となった。このうち、機械設備業生産指数は月当たり過去最高となった。一方、チップの供給不足により、自動車及びその部品業は同▲1.38%となった。
 今後を展望すると、黄・副処長は、「最近、新型コロナ変異株が急速に蔓延し、一部の国の防疫措置が厳しくなり、加えてサプライチェーンにおける原料不足問題などは世界経済の成長に頭打ちとなるものの、世界各国によるワクチン接種率の増加、主要経済国によるインフラ建設の積極的な推進、新興テクノロジー応用の拡大、企業デジタル化への持続的な転換、旧正月前の在庫補填による需要増加などは製造業生産の増産に一助となることから、12月の製造業生産指数は前年同月比+7.3%~+9.4%と過去最高を更新し、2021年通年では前年同期比+13.8%~+14%となる見込み」との見方を示した。





工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)

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