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2021年 9月 1日更新

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中央銀行は8 月24日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、7月のM1B及びM2の対前年比伸び率(期中平均ベース)はそれぞれ+16.67%、+8.7%に低下し、月当たり今年の最低となった。中央銀行の担当者は、「これは主に、外資の純流出、銀行の貸出及び投資の減少によるものである」と述べた。
7月の金融機関全体の貸出及び投資(コストベース)は前月比+0.15%と6月(+1.35%)を下回り、前年同月比では+7.58%と6月末の+7.93%を下回った。これは主に、銀行による民間部門及び政府部門への債権の減少によるものである。これに損保会社の貸出及び投資、金融機関の延滞債権及び貸倒金を加えた金融機関全体の貸出及び投資は前年同月比+6.80%と6月末の+7.39%を下回った。
7月の外資純流出額は35.19億米ドル、6月の19.14億米ドルを上回った。中央銀行の担当者は、「輸出の持続好調(+30%超)、輸出業者による借入の返済、房地合一2.0政策の実施による個人住宅ローンの伸び悩み、所得税申告期限の1ヶ月の延長、政府税収入による借入の返済などはM1B及びM2の対前年比伸び率が顕著に低下した主因となった」と説明した。
また、7月のM2の対前年比伸び率が低下したもう一つの要因は普通預金の伸び悩みである。統計によると、7月の普通預金残高は21.33兆元に増加し、21ヶ月連続して過去最高を更新したものの、前年同月比では+16.36%と6月の+17.73%を下回った。これについて、中央銀行の担当者は、「これは主に、政府経済支援策4.0の実施による労働者への貸付の入金が行われたこと、加えて上場・店頭会社が現金配当前の6月に資金を普通預金にストックしたため、6月の増加幅が高かったことによるものである」と説明した。
7月のM1B及びM2の日平均残高はそれぞれ23.79兆元、52.01兆元と両方とも過去最高となり、国内の資金が依然として潤沢であることを反映している。





金融動向


(注)
*M1A:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1B:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1Bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。