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2020年 7月 2日

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 中央銀行は6月5日に最新の外貨準備高統計を発表した。これによると、外貨準備の投資収益の増加により、5月末の外貨準備高は前月比27.33億米ドル増加の4,845.15億米ドルとなり、12ヶ月連続で過去最高額を更新したほか、世界ランキングでは4位を維持した。

 世界ランキングでは、中国(4月末3.0915億米ドル)、日本(4月末1.2948兆米ドル)、スイス(4月末8,246億米ドル)、台湾(5月末4,845.15億米ドル)、インド(4月末4,517億米ドル)、サウジアラビア(4月末4,370億米ドル)の順となった。サウジアラビアは主に石油価格の下落によって外貨準備高が継続的に減少し、ランキングも2つ順位を落とした。一方、台湾の貿易のライバルである韓国の外貨準備高は3,957億米ドルとなった。

 顔輝煌・中央銀行外為局長は、「4月の外貨準備が増加した原因は、主に外貨準備の投資収益の増加、及び、ユーロなどの主要通貨の対米ドルレートが増価し、米ドル換算後の資産価値が増加したことによるものである。5月の主要通貨の対米ドルレートは、ユーロが+2.04%、オーストラリアドル+1.67%となった以外、日本円▲0.57%、イギリスポンド▲1.18%、人民元▲1.31%となった」述べた。

 楊金龍・中央銀行総裁は立法院の答弁において、「今年は新型コロナウィルスの感染情勢に応じて、外貨準備の通貨割合を随時調整しており、米ドルの保有比率を80%まで高め、次いで、ユーロ(5%)、人民元、日本円、イギリスポンド、オーストラリアドルの順となっている。5月はユーロの対米ドルレートが増価し、米ドル換算後の外貨準備高の増加に寄与した」と述べた。

 5月の外資による株売越し額が1,600億元となり、また、大量に海外に送金されたことを受けて、外資による株式・債券保有額(時価ベース)、及び、台湾元預金残高の合計は、前月比103億米ドル減少の3,924億米ドルとなり、外貨準備高に占める割合は前月比3%ポイント下落の81%となった。
 



外貨準備高・為替レートの推移