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2021年12月 8日更新

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 経済部統計処は11月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、10月の工業生産指数は134.93、昨月よりは下がったものの、前年同月比+11.25%と指数として同月で過去最高となった。また、世界経済の安定的な成長、最終需要及び新興テクノロジー応用の持続的な拡大により、10月の製造業生産指数は136.72、前年同月比+11.53%と指数として同月で過去最高となったほか、両方とも21ヶ月連続のプラス成長となった。
 ここで注意すべき10月の製造業生産指数が前月より低下したことについて、黄偉傑・経済部統計処副処長は、「これは主に、情報電子産業において、電子部品業、パソコン電子光学製品業、機械設備業とも前月に比べて減産し、前月の業者動向調査結果と異なったことによるものである」と指摘した。
 業種別についてみると、電子部品業は前年同月比+15.72%と23ヶ月連続して二桁の成長となり、製造業生産の増加に大きく寄与した。黄・副処長は、「これは主に、5G、高速演算などへの需要増加が半導体など関連電子部品業の持続増産を下支え、加えて大型工業コントロールシステム用及び商用パネルへの持続需要による増産によるものである」と説明した。また、積体電路業は前年同月比+14.72%と24ヶ月連続して二桁の成長となった。液晶パネル及び部品業は同+17.98%と19ヶ月連続してプラス成長となった。パソコン電子産品及び光学製品業は同+4.88%となった。これは主に、メモリー装置への需要増加、業者による生産拡大、加えてバーチャル装置、自動車電子コントロールシステムの増産があった一方、スマートフォン向けデュアルレンズの受注減少によるモバイル装置の減産が一部の増加幅を相殺したことによるものである。
 伝統産業について、世界景気の回復、デジタル化への転換が業者に設備投資の意欲を持たせ、最終商品及びインフラ建設の持続的な拡大が機械、川上産業の鋼鉄・プラスチック化学原料の増産をもたらしたことから、機械設備業、基本金属業、化学原材料業はそれぞれ+25.05%、+9.02%、+2.71%となった。
 今後を展望すると、黄・副処長は、「世界経済において、新型コロナウイルス感染拡大の持続、サプライチェーンの乱れなどの不確定要素が依然として存在しているものの、世界各国によるワクチン接種率の増加、主要経済国によるインフレ建設の積極的な推進、欧米の年末消費シーズンの到来及び旧正月前の在庫補填による需要増加、新興テクノロジー応用の拡大、企業デジタル化への持続的な転換などは製造業生産の増産に一助となることから、11月の製造業生産指数は前月比+0.1%~+2.1%、前年同月比+9.7%~+11.9%となる見込み」との見方を示した。





工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)