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2022年2月8日更新

承認:エディタ
 経済部統計処は1月24日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、2021年12月の卸売業売上額は1.11兆元、前年同月比+12.13%と14ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。2021年通年の卸売業売上額は前年同期比+15.78%と統計開始以来の最高となった。12月の小売業売上額は3,684億元、前年同月比+3.72%と4ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月では過去最高となった。2021年通年の小売業売上額は3.98兆元、前年同期比+3.26%となり、金額ベースでは過去最高となった。
 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「12月に多く業種の売上額は過去最高となったことは主に、新興テクノロジー応用需要の持続的な拡大、半導体及び国際原材料価格の高水準での推移によるものである。また、最終需要が引き続き旺盛であることにより、機械器具卸売業は前年同月比+22.5%、建築材料卸売業は+13.4%、化学材料卸売業は6.4%となった。一方、小売業のうち、2021年のネット販売額は4,303億元、前年同期比+24.5%と統計開始以来の最高となり、小売業全体の10.8%を占めた。新型コロナ感染の拡大もあり、近年のネット小売業売上額が増加傾向で、本年は売上額が過去最高となり、2022年についても引き続き成長トレンドを維持する見込み」と述べた。
 12月の飲食レストラン業売上額は770億元、前年同月比+7.15%と3ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去二番目の高水準となった。2021年通年の飲食レストラン業売上額は7,280億元、前年同月比▲6.37%となった。
 昨今新型コロナ感染症が再拡大し、多くの企業が忘年会を中止したことについて、黄・副処長は、「例年の12月の飲食レストラン業売上額は、旧正月前の消費増加及び食事会のシーズンを迎え、引き続き成長していたが、昨今の新型コロナ感染状況が厳しくなり、一部の企業が食事会や忘年会を中止したことは成長力の頭打ちとなるが、一部のレストラン業者はおせち料理のテイクアウトを推進し、新型コロナ感染症の影響による売上の減少を補填している」と述べた。
 今後を展望すると、主計総処の担当者は、「世界経済の安定成長に伴う最終需要の持続的な拡大、新興テクノロジー応用の持続的な拡大、及び国際原材料価格の高水準で推移していることから、卸売業売上額は引き続きプラス成長を維持する見込みだが、新型コロナ感染症の影響による不確定要因が一部の成長の頭打ちとなる恐れに注意を払うべきである」との見方を示した。





卸売・小売・飲食レストラン業動態調査

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