本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
検索キーワード
【全・日】ヘッダーリンク
【全】言語リンク-SP
【全・日】検索フォーム-SP
検索キーワード
よく検索される語
【全・日】ヘッダーリンク-SP
承認:エディタ
更新日時

2021年 2月 9日

コンテンツ

 経済部統計処は1月25日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、5G、高速演算、遠距離商機への需要拡大、消費性電子新商品の発売好調により、2020年12月の工業生産指数は129.07、前年同月比+9.90%と指数として同月で過去最高となった。2020年の工業生産指数は前年同期比+6.81%と過去10年で最大の増加幅となった。このうち、電子部品業は前年同月比+27.48%と各業種では最大の増加幅となった。

 12月の製造業生産指数は131.52、前年同月比+10.41%と指数として同月で過去最高となった。黄偉傑・経済部統計処副処長は、「遠距離商機、及び5G通信などの新興応用技術への持続的な需要拡大、旧正月向けの在庫補填の需要増加により、情報電子、基本金属、機械及び運輸工具など主要産業の増産を明らかに押し上げたことから、12月の製造業生産指数は過去最高となり、年増率も11ヶ月連続のプラス成長となった」と説明した。

 2020年第4四半期の製造業生産指数は前年同期比+8.40%と2019年第3四半期以降6四半期連続のプラス成長となった。2020年通年では116.83、前年同期比+7.26%となった。情報電子産業について、12月の電子部品業は前年同月比+16.40%となった。このうち、電子部品業は同+19.12%と製造業生産の成長に大きく寄与した。液晶パネル及びその部品業は最終産品への需要増加がIT、テレビパネルの増産を押し上げたことにより、同+24.87%と2017年7月以来最大の増加幅となった。パソコン電子産品及び光学製品業は在宅経済及び遠距離商機への持続的な需要拡大、加えて業者が旧正月向けの在庫補填を積極的に行うことにより、前年同月比+12.33%と二桁の成長となった。

 伝統産業について、12月の基本金属業は機械、自動車・バイク、家電製品、建築工事などの産業回復を受け、川下産業が積極的に入荷を行ったことにより、前年同月比+14.33%となった。機械設備業は同+14.34%となった。これは主に、情報電子産業の受注が活況し、新型コロナウイルス感染の影響が生産ラインの向上を加速し、半導体、5G、応用技術、自動化など設備への需要増加をもたらし、また、新型コロナウイルス感染の拡大がDIYブームをもたらし、手工具など小型金属機械の増産を押し上げた。

 今後を展望すると、黄・副処長は、「車用電子部品などへの需要増加が持続し、ハイエンド半導体生産の拡大をもたらすことから、1月の製造業生産指数は前年同月比+20.8%~+27.2%となる見通しである」と述べた。統計処の担当者は、「新型コロナウイルス感染が再び拡大することに伴い、デジタルへの転換、新興応用科技への需要が加速化すると同時に、遠距離商機、在宅経済関連設備の販売好調、車用電子部品への需要増加はハイエンド半導体の受注増加をもたらすほか、プラスチック化学、鋼鉄、機械、自動車などの伝統産業の漸次な回復は川下産業の在庫補填の需要拡大を押上げ、製造業生産の持続増加をもたらす見込み」との見方を示した。





                工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)