本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
検索キーワード
【全・日】ヘッダーリンク
【全】言語リンク-SP
【全・日】検索フォーム-SP
検索キーワード
よく検索される語
【全・日】ヘッダーリンク-SP
承認:エディタ
更新日時

2022年1月25日更新

承認:エディタ
コンテンツ
 経済部統計処は12月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、11月の卸売業売上額は1兆790億元、前年同月比+13.78%と13ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去二番目の高水準となった。このうち、世界経済の安定成長に伴う最終需要の持続的な拡大、年末向けの在庫補填の増加、加えて国際原材料価格の高水準での推移、半導体商品価格の値上がりなどにより、機械器具卸売業売上額は4,782億元、同+18.9%と18ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去二番目の高水準となった。
 新型コロナウイルス感染状況の緩和、デパート記念セール、「双11」(11月11日)など販促イベントの実施、政府による経済刺激策の施行などにより、消費客数が明らかに増加したことから、11月の小売業売上額は3,754億元、前年同月比+6.33%と3ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。このうち、総合商品小売業売上額は1,222億元、同+7.31%と2ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。
 ここで注意すべきことは、バイク・自動車卸売業、小売業とも自動車用チップの供給不足により、自動車の供給がタイトとなったことから、11月のバイク・自動車卸売業売上額は前年同月比▲18.3%と3ヶ月連続のマイナスとなり、小売業売上額は同▲12.9%と2ヶ月連続のマイナスとなった。黄偉傑・経済部統計処副処長は、「12月の動向指数調査における業者の反応によると、民衆が旧正月前に新車を購入する風習があるため、12月の自動車売上額は11月を上回る見込み」と指摘した。
 新型コロナウイルス感染拡大の暗い雲から脱したことから、11月の飲食レストラン業売上額は662億元、前年同月比+2.55%と2ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。このうち、レストラン業及び飲料店売上額は、百貨店記念セールの実施による集客効果、及び経済刺激策における販促の実施により、それぞれ同+2.3%、+4.8%といずれも2ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。
 今後を展望すると、黄副処長は、「卸売業については、世界景気の堅調な回復、新興科学技術応用の持続的な拡大、及び国際原材料価格の高水準での推移、加えて旧正月在庫補填シーズンの到来などの好材料があるものの、新型コロナ変異株の感染拡大が一部の成長に頭打ちとなることから、その売上額は+2.3%~5.3%のプラス成長を維持する見込み。小売業及び飲食レストラン業について、国内新型コロナウイルス感染の緩和により、外出消費者の増加、加えてクリスマス、年末年始商機、忘年会の買い付け、個人消費の拡大により、12月の小売業売上額は+5.8%~+8.8%と引き続き成長し、飲食レストラン業は+2.3%~+5.3%となる見込み」との見方を示した。





卸売・小売・飲食レストラン業動態調査