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2020年 10月 6日

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 経済部統計処は9月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、8の工業生産指数、及び製造業生産指数はそれぞれ121.00、121.49、前年同月比+4.70%、+5.29%と両方とも7ヶ月連続のプラス成長となり、同月で過去最高となった。これは主に、ファーウェイ(HUAWEI)への部品供給禁止前に前倒して増産・出荷したことによるものである。

 経済部の担当者は、「本年第1~3四半期の製造業生産は活況であり、7ヶ月連続のプラスとなったことから、2020年はプラス成長を維持することは間違いない」とみている。

 主要業種別についてみると、電子部品業生産指数は148.90で、前年同月比+17.87%と9ヶ月連続して二桁の成長となり、同月で過去最高となった。このうち、集積回路業は170.97で、同+22.89%と10ヶ月連続して二桁の成長となり、同月で過去最高となった。これは主に、遠距離サービスへの需要増加、ファーウェイ(HUAWEI)への部品供給禁止前の増産によるものである。液晶パネル及び部品業は114.68で、同+7.56%となった。これは主に、在宅経済、及び遠距離ビジネスが持続的に活況を呈していることによるものである。パソコン・電子光学製品業は7ヶ月連続のプラス成長となり、同月比で過去2番目の高水準となった。これは主に、遠距離サービス応用の持続的な活況がサーバー、ノートパソコンなどの増産をもたらしたことによるものである。

 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「電子部品業、及び集積回路業は、5G通信、高速運算、IoTなど技術応用の拡大が持続し、遠距離サービス設備への需要増加がウェハーの委託生産、ICボードなどの増産をもたらした」と説明した。また、「伝統産業について、石油及び石炭製品業、紡績業、基本金属業、金属製品業及び化学原材料業は第2波、第3波の新型コロナウイルス感染の影響を受け、市場需要が弱含みとなり、生産ラインが一部点検を行ったこともあって、同▲2.68%~▲24.75%となった。9月は、各ブランドのスマホ新商品の継続的発売、5G通信、高速演算、IoTなどへの持続的な需要見込み、遠距離サービスビジネスの持続的な活況が関連産品の増産をもたらし、中国十一連休前の在庫補填の需要増加は情報電子業の増産にプラスとなるものの、新型コロナウイルスの感染は世界的に引き続き拡大し、米中貿易摩擦・科学技術摩擦もまだ収束しておらず、今後の生産に影響を与える見込み。伝統産業について、アルケン工場及び鋼鉄工場のボイラーの定期点検などは伝統産業の生産を抑制することから、9月の工業生産指数は+8.0%~+11%と引き続き成長し、第3四半期は前年同期比+5.0%~+6.0%となる見通しである」との見方を示した。



                工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)