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2020年 6月 2日

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 経済部統計処は5月25日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、4月の卸売業売上額は8.239億元、前年同月比▲1.01%と2ヶ月連続のプラス成長が止まった。小売業売上額は2,778億元、前年同月比▲10.24%と旧正月要素を控除した場合、金融危機以降最大の減少幅となった。飲食レストラン業売上額は479億元、前年同月比▲22.77%の大幅減となり、統計開始以降で最大の減少幅を記録した。

 王淑娟・統計処副処長は、「4月の卸売業売上額がマイナスとなったことは、主に新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、世界の需要の減少、国際原材料価格の大幅な下落、及び、物注の不安定さによるものである。4月の飲食レストラン業売上額が大幅に減少し、2014年12月以降の最低水準となったことは、主に新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、外国人観光客の入国禁止や、国内で厳格な防疫措置が講じられたため、個人の外出意欲が低下したことによるものである。一方、5月は母の日や労働節連休による消費拡大、デリバリーサービスの活況などが飲食レストラン業の好転にプラスとなることから、5月の飲食レストラン業売上額は前年比▲8%~▲15%と減少幅が縮小する見込み。また、小売業売上額が大幅に減少したことは、主に厳しい防疫措置が講じられたことを受けて、旅行や消費が減少し、特に、百貨店は同▲22.08%、免税店等のその他総合商品小売業は同▲42.3%、布・服飾品小売業は同▲25.0%、家電器具及び用品小売業は同▲26.0%と最も大きな影響を受けた。一方、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けて、無店舗小売業売上額は256億元、前年同月比+14.2%の大幅増となった。このうち、ネットショッピング業の売上額は同+19.6%となった。スーパー、コンビニ、量販店は防疫ニーズによる内需拡大を受けて、それぞれ同+14.88%、+2.81%、+6.11%となった。5月を展望すると、卸売業、小売業ともに減少が継続し、小売業売上額は同▲8.5%~▲5.5%、飲食レストラン業売上額は同▲18%~▲15%、卸売業売上額は同▲4%~1%となる見込み」の見方を示した。
 

卸売・小売・飲食レストラン業動態調査