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承認:エディタ
更新日時

2021年11月10日更新

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 経済部統計処は10月25日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、新型コロナウイルス感染情況の緩和、中秋節による実店舖での消費が拡大したことから、9月の小売業売上額は3,254億元、前年同月比+1.26%と3ヶ月連続のマイナスが収束し、プラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。黄偉傑・経済部統計処副処長は、「99ショッピング節による販促の実施、及びスマホ新商品発売の恩恵を受け、ネットショッピング及び通販業売上額は前年同月比+19.5%と同月で過去最高となった。旧暦7月(鬼節)の消費控えシーズン要因、新型コロナウイルス感染拡大の延長による後倒し売上の増加から、自動車・バイク部品小売業は同+6.1%となった。第3四半期の小売業ネット売上額は1,058億台湾元、前年同月比+28.2%となった。新型コロナウイルス感染拡大がネットショッピングの売上増加を押し上げ、業者によるネット販売ルートの展開により、ネット小売業売上額がリアル小売業を上回り、小売業全体の売上額の11.1%を占め、対前年同期比2.8%ポイントの増加となり、各種主要ネットショッピング売上額とも2割増となった」と述べた。
 9月の卸売業売上額は1兆747億元、前年同月比+11.49%と11ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。世界景気の堅調な回復に伴う最終需要の拡大、新興科学技術応用の持続拡大、新商品の入荷増加、原材料価格の上昇により、機械器具卸売業は前年同月比+18.5%、建築材料業は同+32.1%、化学材料業は同+20.7%となった。
 店内飲食の解禁による消費拡大により、9月の飲食レストラン業売上額は573億元、前年同月比▲11.23%と5ヶ月連続のマイナスとなったものの、前月比+4.6%となり減少幅が縮小した。黄・副処長は、「新型コロナウイルス感染状況の緩和による外出消費の増加から、9月の飲食レストラン業売上額は8月に比べて好転したものの、5ヶ月連続のマイナスとなった。このうち、ビジネス及び宴会活動が完全に回復しておらず、加えて昨年は経済刺激策の施行によって基準値が高かったことから、9月のレストラン業は前年同月比▲12.8%と減少幅が縮小した。飲料店売上額は来客数の制限により、同▲3.3%となった。ケータリング及び団体配食業は航空旅客の減少や宴会、食事会などケータリングへの需要減により同▲4.4%となった。
 今後を展望すると、黄・副処長は、「防疫措置の緩和に伴う外出消費の増加、振興五倍券の発給に伴う小売店、飲食レストラン業による販促の実施は小売業及び飲食レストラン業といった内需成長を下支えることから、小売業は+1%~+4%、飲食レストラン業は同▲1.5%~▲4.5%となる見込み。一方、10月の飲食レストラン業がプラス成長に好転する可能性のある二大要素は、振興五倍券の効果、及び店内飲食規制・ソーシャルディスタンスの緩和である。また、年末の消費ピーク向けの在庫補填の増加、新興科学技術応用の拡大により、10月の卸売業売上額は前年同月比+17%~+20%となる見込み。」との見方を示した。





卸売・小売・飲食レストラン業動態調査

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