
皆様、こんにちは。この度、日本台湾交流協会高雄事務所長として高雄に着任いたしました福永 護です。
まず、このたびの熊本の地震における、台湾の皆様からの心温かいお言葉と多大なるご支援に対し、深い感謝と心からのお礼を申し上げます。
私は日本の外務省に入省後、海外では、中国に4回、米国に2回勤務してきました。直前は北京の日本大使館の総領事として、邦人の皆様の援護等にあたってきました。このたび、日本と深く長い歴史をもつ台湾南部で勤務できますことを、とても光栄に思っております。
着任早々、陳其邁高雄市長をはじめ、現地の様々な方々とお会いし、高雄市や各地の様子を見て行く中で、台湾は日本にとって極めて重要なパートナーであり、大切な友人であることを改めて強く感じました。日本と台湾の実務的な協力関係と相互交流の発展に、私なりの貢献ができれば嬉しく思います。
私は1999年から2年間、日本台湾交流協会の東京本部に勤務した経験があります。当時台湾地震が発生し、私は日本から緊急援助隊とともに被災地に赴きました。それは日本と台湾の強い絆を感じた体験でした。その後双方の災害時にはお互いが助け合う等、人と人の絆が益々強くなってきていることを、素晴らしいと感じています。
日本台湾交流協会は設立以来、日本と台湾の間の実務関係を維持するための窓口機関として、様々な分野でお互いの民間交流の発展に力を尽くしてきました。現在、日本と台湾の関係は最良の状況にあり、2025年の世論調査では、台湾人の81%が日本に対して親しみを感じると回答しました。また、昨年の訪日台湾人の数は、過去最高ののべ約676万人に達しました。
高雄事務所は、雲林県、嘉義県、嘉義市、台南市、高雄市、屏東県、台東県、澎湖県を管轄しています。この管轄地域には、約2,600人の在留邦人が生活し、約300社の日系企業が進出しています。 高雄事務所の最も重要な仕事は、邦人の皆様が安全安心に生活でき、日系企業各社が安定的に事業を展開できることを確保することであり、そのために、私たちは事務所一丸となって取り組む所存ですので、いつでも気軽に当事務所へご連絡をいただければと思います。
また、台湾の半導体産業の長年にわたる、様々な技術の蓄積は、今や世界のサプライチェーンにとって代替不可能と言えるほどに成長しました。近年は日本から多くの半導体関連企業が台湾南部にも進出してきています。高雄事務所としては、こうした日本と台湾の間の様々な分野での交流を、積極的に支援していきたいと考えています。
日本と台湾の交流が益々発展すると同時に、邦人の皆様が安心して滞在できる生活を守り支えていけるよう努力し、力を尽くす所存ですので、よろしくお願い申し上げます。
令和8年9月23日
日本台湾交流協会高雄事務所所長
福永 護