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2020年 5月 12日

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 経済部統計処は4月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、3月の卸売業売上額は9,054億元、前年同月比+7.94%となり、金額として過去3番目の高水準となった。一方、小売業売上額は2,906億元、前年同月比▲3.35%となった。新型コロナウィルスの感染拡大により、3月の飲食レストラン業売上額は前年同月比▲20.95%の大幅減となり、統計開始以来最大の減少幅を記録した。

 王淑娟・統計処副処長は、「3月の卸売業売上額が予測を上回ったことは、出荷シーズンの到来、前倒しの在庫準備の増加、防疫ニーズによる一部原料・設備の販売好調によるものである。3月の百貨店、免税店などその他総合商品小売業や布・服飾品業売上額は、新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて大幅に減少し、燃料小売業売上額も国際原油価格の暴落により大幅に減少した。一方、スーパー及び量販店は新型コロナウイルスの感染拡大により、それぞれ同+30%、+20.67%の大幅増となり、自動車小売業は新旧買替え補助策が来年1月に収束するため、同+7%となった」と述べた。

 統計処は今月から小売業のうちネット販売の項目を加えた。今年第1四半期のネットショッピング売上額は811億元、前期比▲2.7%となったものの、前年同月比では+19.1%となった。王副処長は、「毎年の第4四半期が年末消費シーズンであり、加えてネット販売業者は「双十一節」などの販促イベントを実施したため、前期に比べて減少となった」と説明した。

 飲食レストラン業は新型コロナウィルス感染拡大の影響を明確に受けており、また、観光客の激減、国内旅行及び外食の減少などの要因もあり、4月の飲食レストラン業売上額は僅か160億元にとどまると見込まれている。
今後を展望すると、統計処の担当者は、「最終産品への需要が減少し、国際原材料価格の暴落が卸売業売上の成長の下押しとなり、また、小売業及び飲食レストラン業も新型コロナウィルス感染拡大の影響を受けているものの、4月は清明節連休、母の日向けの商戦、政府の経済振興措置の実施が売上減少を一部の相殺する見込み」との見方を示した。
 



卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]