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2020年 11月 9日

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 経済部統計処は10月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、消費性電子新商品の在庫補填の需要増加、及びファーウェイ(HUAWEI)への部品供給禁止前の増産により、9の工業生産指数は122.74、前年同月比+10.73%となった。このうち、製造業生産指数は123.91、前年同月比+11.32%と両方とも8ヶ月連続のプラス成長となり、同月で過去最高を更新した。これについて、黄偉傑・経済部統計処副処長は、「消費性電子新商品の在庫補填の需要増加、新興科技応用の安定展開、ファーウェイ(HUAWEI)への部品供給禁止前の増産、伝統産業の生産再開、各国による経済活動の再開、受注生産の増加などにより、伝統産業の受注生産は一定程度の成長が期待できる」と述べた。

 主要業種別についてみると、9月の電子部品業生産指数は147.45(月当たり過去最高)で、前年同月比+15.72%と10ヶ月連続して二桁の成長となり、製造業生産に大きく寄与した。このうち、集積回路業は169.28で、同+20.02%と11ヶ月連続して二桁の成長となった。これは主に5G通信、高速演算、IoTなどへの需要増加、及び消費性電子新商品による前倒し在庫補填によるものである。また、液晶パネル及び部品業は遠距離サービスの応用、在宅経済商機の持続的な活況がIT、テレビパネルの持続的な増産をもたらしたことにより、同+10.61%と過去36ヶ月で最大の増加幅となった。

 伝統産業はすべてプラス成長に好転し、このうち、機械設備業は新型コロナウイルス感染の影響を受けた受注が続々と生産、出荷し、企業による積極的な生産拡大の実施、活発な需要などにより、同+10.15%となった。化学原材料業は電子用化学材料への需要増により、同+7.92%となった。自動車及びその部品業は国産車の新発売、外国自動車工場が次々と再稼働したこと、業者による販促の実施などにより、同+5.81%となった。世界諸国のロックダンの解除、国際鋼鉄原材料価格の上昇に伴う鋼価格の上昇により、基本金属業は同+4.94%に好転した。

 第3四半期の製造業生産指数は120.17、前年同月比+6.02%と四半期で過去最高となり、2019年第3四半期以来の5四半期連続のプラス成長を維持した。1~9月の累計では、前年同期比+6.74%となった。

 今後を展望すると、黄・副処長は、「欧米年末消費シーズンの到来、各ブランドの消費性電子新商品の継続的な発売は生産力を維持できるが、連休による10月の労働日数が減少したことから、10月の製造業生産指数は同+6.4%~+10.7%と9ヶ月連続のプラス成長となる見通しである。一方、iPhone新商品の発売効果が10月まで続くかは新商品の売れ筋次第である」との見方を示した。




                工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)