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2022年6月29日更新

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 行政院主計総処は6月23日、最新の労働力調査を発表した。これによると、新型コロナ感染拡大の再発により、5月の失業率は3.68%と直近7ヶ月での最高となった。一部のサービス業は新型コロナ感染拡大により労働時間が減少し、週35時間未満の短時間労働者数は29.6万人に増加し、直近9ヶ月での最高となった。
 陳恵欣・国勢調査副処長は、「5月の失業者数は前月比5,000人の増加となり、失業者数、失業率はいずれも前月を上回った。新型コロナ感染の再拡大は5月の失業率の上昇を押し上げた原因となった。5月の失業調査期間(15日を含む1週間)における一日当たりの感染者数は約6~9万人に上り、宿泊・レストラン業、卸売・小売業及びその他サービス業(美容院、マッサージサービス業など)の就労に影響を与えた」と述べた。
 調査によると、5月の就業者数は前月比4.4万人の減少となり、うち、卸売・小売業は1.4万人の減少、宿泊・レストラン業は1.7万人の減少、その他サービス業は6,000人の減少、工業部門は3,000人の減少となった。これについて、陳・副処長は、「感染拡大の影響を受けた業種は一時的に業務を縮小し、被雇用者が一時的な失業となり、職場への復帰を待っていることから、5月の業務縮小による失業者数は前月比8,000人の大幅増となった」と指摘した。
 また、業者による無給休暇の実施は短時間労働者数の大幅増をもたらしたことから、5月の経済要因による週35時間未満の短時間労働者は前月比6.2万人増加の29.6万人と直近9ヶ月の最高となった。陳・副処長は、「6月は新型コロナ感染拡大の要因が依然として存在し、加えて卒業シーズンの到来、夏季アルバイトを求める者が労働市場に流入することにより、失業率は引き続き上昇すると見込まれている」との見方を示した。
 

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