本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
検索キーワード
【全・日】ヘッダーリンク
【全】言語リンク-SP
【全・日】検索フォーム-SP
検索キーワード
よく検索される語
【全・日】ヘッダーリンク-SP
承認:エディタ
更新日時

2021年 2月 9日

コンテンツ
 中央銀行は1 月25日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、2020年12月のM1b対前年比伸び率(期中平均ベース)は+16.17%と128ヶ月の最高となり、M2の対前年比伸び率(期中平均ベース)は+8.45%と137ヶ月の最高となった。このうち、12月の普通預金残高は19.94兆元、前年同月比+17.67%と128ヶ月で最大の増加幅となり、金額として14ヶ月連続して最高額を更新した。

 個人投資家の証券投資動向を反映する12月の証券振替決済預金残高は前月比230億元増加の2.65兆元と過去最高額となった。これは、個人投資家が大量に投資していることを反映している。

 中央銀行の担当者は、「2020年12月のM1b及びM2の対前年比伸び率とも上昇した原因は主に、外資の大量流入、銀行の貸出及び投資の増加によるものであり、市場の資金供給が潤沢であることを反映しているほか、株式市場の活況、銀行の政府及び民間部門への債権増加、旧正月向け資金への需要増加などにもつながる。このうち、普通預金が明らかに増加したことは、個人及び企業の預金金利の低下により、資金を普通預金にシフトし、そこから投資や理財配置に振り向けたいとの意思を反映している。一方、銀行が優良企業に対して優遇金利を提供しているため、定期預金も小幅に増加した」という。また、「個人投資家による株式投資比率が67.4%と過去10年で最高となった」と述べた。



                        金融動向表


(注)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。