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2020年 8月 13日

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 中央銀行は7月6日に最新の外貨準備高統計を発表した。これによると、6月末の外貨準備高は前月比41.76億米ドル増加の4,886.91億米ドルとなり、13ヶ月連続で過去最高額を更新したほか、世界ランキングでは3ヶ月連続で4位を維持した。

 世界ランキングでは、中国(5月末前月比102億米ドル増加の3.1017兆米ドル)、日本(5月末83億米ドル増加の1.3031兆米ドル)、スイス(5月末231億米ドル増加の8.477億米ドル)、台湾(6月末41.76億増加の4,886.91億米ドル)の順となった。また、香港は大量の米ドル購入により、4,250億米ドルに増加し、インドは124億米ドル増加の4,676億米ドルとなり、韓国は前月比29億米ドル増加の3,986億米ドルとなった。

 顔輝煌・中央銀行外為局長は、「6月の外貨準備が増加した原因は、主に外貨準備の投資収益の増加、及び、ユーロなどの主要通貨の対米ドルレートが増価し、米ドル換算後の資産価値が増加したほか、同行の市場介入などによるものである。6月の主要通貨の対米ドルレートは、ユーロが+1.06%、オーストラリアドル+3.04%、人民元+1.01%となった。一方、日本円▲0.48%、イギリスポンド▲0.3%となった」と述べた。

 外貨準備の内訳について、米ドルの保有比率が80%超となり、次いで、ユーロ(5%)、人民元、日本円、イギリスポンド、オーストラリアドルの順となっている。6月はユーロの対米ドルレートが増価し、米ドル換算後の外貨準備高の増加に寄与した。

 顔・外為局長は、「6月の株価が6.2%の大幅上昇となったことにより、6月の外資による株買越し額は800億元超となった。また、資金の大量流入が為替市場に大きな変動をもたらし、中央銀行は台湾元為替レートの安定を守るため、市場介入を行ったことから、6月の外資による株式・債券保有額(時価ベース)、及び、台湾元預金残高の合計は、前月比360億米ドル増加の4,284億米ドルと直近5ヶ月で最高額となり、外貨準備高に占める割合は前月比88%と直近4ヶ月で最高となった」と述べた。

 米国Fedによる利下げや量的緩和策(QE)の実施、クレジット及び債券市場に大量介入したため、資金が他国の市場に流入したことから、各国は自国通貨レートの安定を守るため、市場介入を行い、主要国の外貨準備高の大幅増に反映した。


外貨準備高・為替レートの推移