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2021年 7月12日更新

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 経済部統計処は6月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、5月の工業生産指数は128.63、前年同月比+16.51%となった。このうち、製造業生産指数は129.81、前年同月比+17.28%といずれも指数として同月で過去最高となり、16ヶ月連続のプラス成長となった。経済部の官員は、「これは主に、欧米防疫措置の緩和、主要経済国によるインフラ建設の拡大により、世界経済の回復力が増強したことによるものである」と説明した。
 業種別についてみると、情報電子産業について、5月の電子部品業は前年同月比+14.71%と製造業生産の増加に大きく寄与したほか、19ヶ月連続のプラス成長、18ヶ月連続して二桁の成長となった。このうち、積体電路業が165.01、同+12.59%と19ヶ月連続して二桁の成長となったほか、指数として同月で過去最高となった。これは主に、5G、高速演算、自動車用電子機器など応用チップへの需要が継続的に増加していることによるものである。
 伝統産業について、主要業種はいずれも2割超の成長となった。統計処の官員は、「これは主に、昨年基準値が低かったほか、世界各国の新型コロナウイルス感染の緩和による需要増加、また、アジア原材料工場の定期点検による供給減少が石油化学及びゴム・プラスチックなど原材料価格を押上げたことから、化学原材料業は前年同月比+22.03%と9ヶ月連続のプラス成長となったことによるものである」と説明した。
 今後を展望すると、黄偉傑・経済部統計処副処長は、「最近、アジアにおいて新型コロナウイルスの感染拡大が再燃し、また、米中関係の不確定要素が台湾の製造業の生産に影響を与える可能性はあるものの、欧米の防疫措置が漸次に緩和し、主要経済国によるインフラ建設拡大の経済刺激策の施行により、世界経済回復力の増強に伴う需要の増加、新興科学技術応用の持続的な発展などは製造業の増産にプラスとなる。今後、国内の感染状況が製造業の生産能力に大きく影響しなければ、6月の製造業生産は同+10.6%~+14.0%の間と引き続きプラス成長となる見込み」との見方を示した。