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2022年6月7日更新

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 経済部統計処は5 月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、4 月の卸売業売上額は1兆645億元、前年同月比+5.86%と18ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースで同月過去最高額となった。これは主に、新興テクノロジー応用及び海外インフラ建設の需要増加が持続し、加えて国際原材料価格が依然として高水準で推移したことによるものである。このうち、機械器具業は同+3.9%と23ヶ月連続のプラス成長となった。建築材料業は同+13.3%と18ヶ月連続のプラス成長となった。家用器具及び用品業は川下の小売販路が母の日向け販促イベントの実施により、家電商品の出荷増加をもたらしたことから、同+13.2%となった。一方、注目すべきこととして、化学材料業は中国大陸の防疫措置の施行により、同▲1.6%となった。
 4月の小売業売上額は3,439億元、前年同月比+4.68%と8ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースで同月過去最高額となった。このうち、スーパー、量販店、食品飲料及びタバコ小売業、ネットショッピング及び通販業、情報通信及び家電設備小売業は政府による経済振興策の施行効果、新型コロナ感染の再拡大による民生物質、防疫商品、3C及び家電への需要増加により、いずれもプラス成長を維持した。自動車・バイク部品業は高級輸入車が一部入荷したことにより、同+4.6%とプラス成長に転じた。
 一方、新型コロナ感染が再拡大し、民衆が自主的に外食を控えたことから、飲食レストラン業売上額は620億元、前年同月比▲5.77%と6ヶ月連続のプラス成長が止まった。このうち、清明節連休及び五倍券の使用期限締切り前による商機拡大の好材料があったものの、本土感染者の急増により、民衆が外食・宴会活動を控えた影響を受け、レストラン業売上額は同▲6.9%とマイナスに転じた。
 5月を展望すると、黄偉傑・経済部統計処副処長は、「世界景気の安定成長、新興テクノロジー応用及びインフラ建設の持続的な拡大、加えて国際原材料価格が高水準で推移していることから、5月の卸売業売上額は前年同月比+4.2%~+7.2%と引き続きプラス成長を維持する見込み。
 域内感染者の急増に伴い、民衆は外出及び外食が保守的となったことにより、5月の小売業及び飲食レストラン業売上額は4月より更に減少する見込み。一方、業者がネット通販及びデリバリーサービスを強化し、且つ昨年5月はレベル3の実施により基準値が低いことから、小売業、飲食レストラン業売上額とも減少は小幅となる見込み。5月の小売業売上額は前年同月比+1.5%~+4.5%となる。飲食レストラン業は前年同月比▲1.2%~+1.8%となる見込み」との見方を示した。
 

卸売・小売・飲食レストラン業 動 態 調 査