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2021年 8月11日更新

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 経済部統計処は7月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると6月の工業生産指数は135.32、前年同月比+18.37%と17ヶ月連続のプラス成長となったほか、指数として同月で過去二番目の高水準となった。世界経済の安定的な回復に伴い、民間最終消費が持続的に拡大し、加えて新興科学技術及び遠距離サービス商機の拡大により、6月の製造業生産指数は137.57、前年同月比+20.20%と指数として同月で過去二番目の高水準となった。
 第2四半期の工業生産指数は129.23で、同期で過去最高を更新し、8四半期連続のプラス成長となった。製造業生産指数は131.08、前年同期比+17.61%と2010年4月以降で最高となり、指数として同期で過去最高となった
 業種別についてみると、情報電子産業について、6月の電子部品業は前年同月比+23.61%と製造業生産の増加に大きく寄与した。このうち、積体電路業が同+24.56%と20ヶ月連続して二桁の成長となったほか、指数として同月で過去二番目の高水準となった。
 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「5G、高速演算装置、自動車用電子機器など応用チップへの需要がウェハーの委託生産、メモリーの増産を押し上げたほか、液晶パネル及びその部品業は在宅経済、遠距離商機の持続拡大により、前年同月比+23.16%となった。ここで注意すべきことは、第2四半期の積体電路業は同期比で過去最高となり、8四半期連続のプラス成長となったことから、第2四半期の電子部品業は154.83、同期で過去最高を更新し、8四半期連続のプラス成長となった」と説明した。
 伝統産業について、世界景気の緩やかな回復が川上のプラスチック化学、金属などの原材料への需要増加をもたらし、加えて産業自動化の商機拡大により、化学原材料業、機械設備業、基本金属業はそれぞれ、+15.01%、+30.67%、+18.66%となった。
 今後を展望すると、黄・副処長は、「最近、デルタ型変異種ウィルスが世界各国に継続的に蔓延し、一部の国は規制緩和、ロックダンの繰り返しとなり、加えて米中貿易及び科技覇権競争の持続はサプライチェーンや生産販売の進捗を攪乱する恐れがあるものの、世界ワクチン接種率の高まり、主要経済国による経済刺激策の施行などは世界貿易経済の安定成長に一助となる見込み。また、下半期の消費性電子新商品が次々と発売され、情報電子産業が生産のピークに入ることなどは製造業の増産を押し上げることから、7月の製造業生産指数は前年同月比+18.4%~+19.5%となる見込み」との見方を示した。