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2021年 2月 9日更新

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 行政院主計総処は、1月7日に最新の物価調査結果を発表した。同調査によると、2020年12月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+0.06%と2ヶ月連続の上昇となった。青果類及びエネルギーを控除した12月のコア物価は前年同月比+0.69%となった。七大調査項目のうち、衣服類は同+1.17%と各項目では最大の上昇幅となった。また、数ヶ月連続で最大の上昇幅となった12月のニンニク価格は前年同月比+41.2%となった。サンマ価格は同+44.4%とニンニク価格を上回り、368価格調査項目の中で最大の上昇幅となった。

 世界景気の回復、プラスチック化学、基本金属、電子部品及び機械価格の上昇のほか、前年同月比では、12月の原油、農工原材料価格が上昇したほか、電子部品、工具機械、機械設備が属する第16類の輸出価格は1.86%の上昇、第7類の「プラスチック、ゴム、及びその製品」の輸出価格上昇幅が+12.1%となったこともあり、2020年12月の輸出価格(米ドルベース)は前年同月比+0.76%と25ヶ月連続のマイナスに終止符を打った。

 曹志弘・総合統計処物価科長は、「2020年は新型コロナウイルス感染の影響を受け、国際原油、及び農工原材料価格が暴落し、2020年の消費者物価は前年同期比▲0.23%と5年ぶりのマイナスとなった。これは主に、エネルギー価格の下落によるものであり、デフレ発生の懸念はない」と説明した。最近の大豆、小麦、トウモロコシ、基本金属、原油価格が上昇していることについて、曹科長は、「原油価格がシェールガスに左右され、大幅に上昇しないことから、国内物価は緩やかな上昇基調である」との見方を示した。また、「世界景気の回復、ワクチンの研究開発の進捗具合が楽観視され、世界需要の拡大に伴い、 2020年12月のOPECバスケット原油価格を1バレル=49米ドルまで上昇し、2020年3月以降で最高となった。また、穀物、ゴム、銅、ニッケル、亜鉛などの国際価格も上昇したことから、2020年12月の輸入物価(米ドルベース)は前年同期比▲2.49%と7ヶ月連続して下落幅が縮小した」と述べた。




物価動向表[PDFファイル]