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2021年 4月 6日更新

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 経済部統計処は3月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、2月の工業生産指数は106.83、前年同月比+2.96%となり、このうち、製造業生産指数は108.76、前年同月比+3.79%と両方とも同月で過去最高となり、13ヶ月連続のプラス成長となった。

 業種別についてみると、情報電子産業について、2月の電子部品業は前年同月比+16.33%と15ヶ月連続して二桁の成長となった。これは主に、5G通信、自動車用電子機器、IoT、高速演算など関連チップへの需要増が積体電路業の増産(+16.32%)を押し上げたことによるものである。また、液晶パネル及びその部品業は在宅経済及び遠距離商機への持続的な需要拡大により、前年同月比+49.81%の大幅増となった。パソコン電子産品及び光学製品業は前年同月比+5.54%と13ヶ月連続のプラス成長となった。これは主に、新型コロナウイルス感染の影響による在宅経済、遠距離商機の持続拡大がノートパソコン通信設備の持続的成長をもたらしたことによるものである。

 伝統産業について、2月の化学原材料業は前年同月比+3.99%となった。これは主に、川下防疫産品への需要増加、旧正月明け着工の増加により、川下産業が積極的に在庫補填を行い、石油化学及びゴム・プラスチック原材料の増産を押し上げたことによるものである。機械設備業は前年同月比+0.28%となった。これは主に、市場需要が漸次に回復し、半導体、5G関連産業による設備自動化への需要増が旧正月による稼働日数の減少を相殺したことによるものである。
基本金属業は鋼鉄工場設備のメンテナンス、旧正月による稼働日数の減少により、前年同月比▲3.03%となった。自動車及びその部品業は旧正月連休及び貨物運送の減少が自動車ライト及び部品の輸出に影響を与え、また、一部小型車のデザイン替えによる減産により、同▲4.25%となった。

 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「2月は、旧正月による稼働日数の減少が生産に影響を与えたものの、世界景気の安定した回復に伴い消費及び投資が増加し、5G通信、高速演算及び遠距離技術応用は引き続き需要を拡大している。今後を展望すると、各国が次々と防疫ワクチンの接種を行い、主要経済国による新財政刺激策の施行などは世界景気回復力の下支えとなり、加えて新興技術応用への需要拡大、遠距離商機の持続的な需要拡大は製造業の増産を押上げるものの、世界経済において依然としてワクチン接種比率及び有効性、米中貿易摩擦など不確定要素を存在しており、引き続き注意を払う必要がある。3月の製造業生産指数は前月比+18%~+24%の間、前年比+8.7%~+14.2%の間となり、第1四半期では+10.8%~+12.8%の間と引き続き過去最高を更新する見込み」との見方を示した。
 



工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)