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承認:エディタ
更新日時

2021年10月 7日更新

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 中央銀行は9月6日に最新の外貨準備高統計を発表した。これによると、8月末の外貨準備高は前月比5.02億米ドル増加の5,435.78億米ドルと半年ぶりに過去最高を更新した。
 足元の世界ランキングでは、台湾は依然として5位を維持しており、1位中国(7月末3兆2,359億米ドル)、2位日本(7月末1兆3,019億米ドル)、3位スイス(7月末1兆182億米ドル)、4位のインド(8月27日まで5,716億米ドル)となった。台湾の主な貿易ライバルである8月の韓国の外貨準備高は4,393億米ドルとなった。
 蔡炯民・中央銀行外為局長は、「8月の外貨準備高が増加した原因は主に、国際間における米ドル指数の上昇(+0.5%)によるユーロなど主要通貨の対米ドルレートの減価が多く、米ドル換算後の資産価値が減少したものの、外貨準備高の運用収益がそれを上回ったことによるものである。また、8月末の外資による国内株式・債券保有額(時価ベース)、及び台湾元預金残高の合計額は7,197億米ドルとなり、外貨準備高に占める割合は132%となった。8月の株配当の海外送金額は34.74億米ドルとなったものの、全体で見れば小幅な流入となった。特にハイテク銘柄が多く上昇した結果、8月の株価指数は対前月末比242ポイントの上昇となり、外資の資産価値の上昇につながった」と述べた。
 統計によると、8月の国際間の米ドル指数は月中93.56まで上昇したが、月末は92.48に下落し、平均+0.5%となった。これは主に、主要通貨の対米ドルレートの減価が多かったことによるものである。具体的には、ユーロ▲0.5%、イギリスボンド▲1.19%、カナダドル▲1.2%、オーストラリアドル▲1.03%、日本円▲0.32%、人民元▲0.08%となった。ユーロなどの主要通貨の対米ドルレートが減価となったことに対し、台湾元の対米ドルレートは+0.7%となった。これは主に、外資による株買い越し額が79億米ドルとなり、外資の純流入となったことによるものである。蔡局長は、「8月の為替市場における需給が安定していたものの、8月末の財務大臣・中銀総裁会議開催後のパウエル・米国連邦準備会(Fed)議長の談話がハト派とみなされ、外資流入、TSMC(台湾積体電路製造会社)の好材料による外資の株買い越しをもたらした」と説明した。





外貨準備高・為替レートの推移

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