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2020年 11月 9日

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 経済部統計処は10月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、9月の卸売業売上額は9,521億元、前年同月比+8.20%と金額として月当たり過去最高額となった。これは主に、iPhone新発売の遅延による電子部品の出荷が9月に遅れたこと、機械器具卸売業・自動車卸売業・建築材料卸売業売上額の大幅増によるものである。9月の小売業売上額は3,206億元、前年同月比+2.88%と金額として同月で過去最高額となった。飲食レストラン業売上額は647億元、前年同月比+0.30%となった。このうち、レストラン業は百貨店の記念セールの実施による集客効果により、前年同月比+2.1%となった。一方、新型コロナウイルス感染の影響を受け、各国がロックダウンを引続き実施していることから、機内食、ケータリング、及び給食業売上額は同▲29.4%となった。

 そのほか、新型コロナウイルス感染の影響を受け、国民が出国できない反面、国内で爆発的消費を行ったことことから、小売業、及び飲食レストラン業売上額は同月で過去最高額を更新したほか、百貨店、スーパー、コンビニの売上額は軒並みに増加した。一方、その他総合商品小売業(免税店などを含む)は同▲23.9%となった。在宅経済の活況により、小売業のネットショッピング売上額は828億元、前年同月比+20.3%となった。

 10月を展望すると、黄偉傑・経済部統計処副処長は、「10月の卸売業売上額は消費性電子新商品の発売、百貨店の記念セールの実施による売上増、遠距離商機の持続的な拡大により、前年同月比+3.5%~+6.5%となる見込み。小売業売上額は百貨店の記念セールが続々と実施され、海外旅行の禁止により国内消費に集中するため、前年同月比+0.4%~+3.4%となる。飲食レストラン業売上額は双十節連休による外食商機の拡大、国内旅行の大幅増、百貨店の記念セールの実施による集客効果があるものの、機内食など団体給食業の売上額は依然として新型コロナウイルス感染の影響を受けているため、前年同月比▲0.5%~+2.5%となる見込み。また、第4四半期の小売業売上額が同期比+1.8%となれば、通年ではプラス成長に好転する可能性が高いが、第1~3四半期の飲食レストラン業売上額は前年同月比▲5.9%となったことから、第4四半期の売上額が+18%超にならないと、通年ではプラス成長に転じる可能性が低いと見込まれている」との見方を示した。




                   卸売・小売・飲食レストラン業動態調査