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2022年2月8日更新

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 経済部統計処は1月24日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、2021年12月の工業生産指数は142.45、前年同月比+9.98%と23ヶ月連続のプラス成長となり、指数として同月で過去最高となった。2021年の工業生産指数は前年同月比+13.22%と過去11年間の最高となり、指数として過去最高となった。
 黄偉傑・統計処副処長は、「12月は世界経済の安定成長により、新興応用駆動半導体の受注が増加し、加えてサプライチェーン原料不足の緩和が生産増加を押し上げたことから、12月の製造業生産指数は145.94、前年同月比+10.57%と23ヶ月連続のプラス成長となり、指数として同月で過去最高となった。2021年通年の製造業生産指数は133.62、前年同期比+14.06%と指数として過去最高となった」と述べた。
情報通信電子産業について、12月の電子部品業生産指数は前年同月比+19.87%と指数として同月で過去最高となり、製造業生産指数の成長に大きく寄与した。成長した主な要因としては、新型コロナ感染の拡大による企業のデジタル化への転換の加速、5G、高速演算、IoT及び車用電子関連チップなどの受注増加により、ウェハーの委託生産の増加をもたらしたことによるものである。パソコン電子産品及び光学製品業は前年同月比+6.47%と指数として同月で過去最高となった。これは主に、クラウドサービスへの需要増加、業者による国内生産の拡大、サプライチェーン原料不足の緩和によって一部の生産が12月となったことによるものである。
 伝統産業について、一部アルケン工場の定期点検、鉄鋼工場のメンテナンスによる稼働停止、加えて自動車チップ不足問題により、生産が一部減少したことから、化学原材料業、基本金属業、自動車及び部品業はそれぞれ▲2.20%、▲1.75%、▲9.32%となった。機械設備業は世界経済の安定成長、業者による設備投資の拡大、半導体、5G関連産業、自動化など設備への需要増加、加えて国内科学技術工場の規模拡大により、同+5.38%と指数として過去最高となった。
 今後を展望すると、黄・副処長は、「世界各国によるワクチン接種率の増加、デジタル新興科技応用の持続的な拡大、主要経済国によるインフラ建設の積極的な推進、世界貿易経済回復の持続、旧正月前の在庫補填による需要増加などは製造業の増産の一助となるものの、世界各国は依然として新型コロナ感染拡大及びサプライチェーン供給不足のリスクに陥って、経済成長の頭打ちとなる可能性があるため、産業への衝撃を引き続き注意を払い、対応策を考えるべきである。1月の製造業生産指数は前年同月比+7.6%~+10.8%となる見込み」との見方を示した。
 また、新型コロナ感染の拡大が1月の工業生産に影響を与えるかについて、黄・副処長は、「足元の新型コロナ感染は多く単独感染であり、感染拡大の影響を大きく受けた桃園自由貿易園区の製造業は全て稼働停止となり、園区の中の製造業、物流業は半々であり、電子産業及び情報通信産業がメインとなる。2週間の稼働停止は売上への影響が1%となり、全体への影響はそれほど大きくないが、感染拡大による稼働停止時期が延長されれば、サプライチェーンに与える影響が心配される」と述べた。





工業生産指数の前年比伸び率(製造業業種別)

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