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2021年10月 7日更新

承認:エディタ
 行政院主計総処は9月22日、最新の労働力調査を発表した。これによると、新型コロナウイルス感染情況の緩和に伴う労働市場の改善により、8月の失業率は対前年同月比4.24%に改善し、2ヶ月連続の改善となり、労働市場が漸次に回復したことを反映している。
 陳恵欣・国勢調査副処長は、「新型コロナウイルス感染の拡大により、失業率は6月に4.80%まで上昇していたが、感染状況の緩和に伴うビジネス活動の再開により、過去数か月の「一時的な失業者」は次々と職場に復帰したことから、失業率は7月に4.53%、8月に4.24%と漸次に改善した。調査によれば、8月の卸売小売業、宿泊・飲食レストラン業、文芸娯楽レジャー業、美容サービス業などその他サービス業の就業者数は7月より増加した。このうち、宿泊・飲食レストラン業は1万人、卸売・小売業は8,000人の増加と最多となった。これは警戒レベル3の実施期間中において、最も影響を受けた業種は感染状況の緩和に伴い、回復が明確となったことを示している」と述べた。
 ここで注意すべきことは、過去において、8月の失業率は年間では最も高いとなっているが、今年の8月は新型コロナ感染状況の緩和効果が卒業シーズン効果を上回ったため、8月の失業率は4.24%と7月(4.53%)を下回った。
 今後を展望すると、陳・副処長は、「過去5年間の9月の失業率は8月より▲0.09~▲0.16%減となっており、また、求職者が次第に仕事先を確保していくことから、今年9月の失業率はさらに改善となる見込み」とみている。
 失業率が2ヶ月連続の改善となり、就業者数も2ヶ月連続の増加となったものの、前年同月比では、8月の失業率は同月で2014年以降(過去8年間)の最高となったほか、就業者数も昨年同月より▲10.8万人の減少となった。これは直近2ヶ月の労働市場は改善したものの、新型コロナ感染の衝撃はまだなくなっていないことを反映している。
 陳・副処長は、「新型コロナ感染拡大が爆発した当初、週35時間未満の短時間労働者は98.4万人(6月)まで急増したが、8月は48.8万人に減少し、明らかに改善したものの、4月の感染拡大前の18.9万人より多く、同月で過去最高(2019年8月21.8万人、2010年8月31.6万人)となった。これは新型コロナウイルス感染拡大の労働市場への影響は依然として存在していることを示している」と述べた。
 また、労働部の最新統計によると、8月の各公立就業サービス機関に登録した新規求人者数は計11.5万人、7月より+21.84%増となり、求人倍率が1.61倍と求職者一人当たり約1.61件の就労機会があり、前月比0.32件の増加となった。これは国内労働市場が漸次に回復し、新規求人者数も増加したことを示している。このうち、輸出、受注の活況により、8月の製造業の求人者数は5万人となり、前月比+24.92%、前年同月比+10.29%となった。





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