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2022年6月29日更新

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 経済部統計処は6 月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによる、5 月の卸売業売上額は1兆843億元、前年同月比+7.86%となり、金額ベースで同月過去最高額となった。これは主に、新興テクノロジー応用及び外需の拡大、加えて国際原材料価格が依然として高水準で推移していることから、機械器具業は同+12.3%、建築材料業は同+3.9%となり、医薬及び化粧品卸売業は域内感染者の急増による検査キットへの需要増加により、前年同月比+50.0%の大幅増となったことによるものである。
 4月末から域内感染者が急増し、民衆が外出購買を控え、店内飲食も自粛するようになったことから、前月比では▲7%の減少となったものの、5月の小売業売上額は3,197億元、前年同月比+2.68%と9ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースで同月過去最高額となった。このうち、スーパー、情報通信及び家電設備小売業は昨年同期における民生用品の購入ブーム、リモート関連設備への需要増加による基準値が高かったことにより、それぞれ▲9.48%、▲3.3%となった。
 5月は、母の日による食事会商機の好材料があったものの、新型コロナ感染の再拡大に伴い、民衆が自主的に外食・食事会を控えた影響を受け、5月の飲食レストラン業売上額は575億元に減少したが、前年同月比+14.45%となった。売上額が減少したにもかかわらず、年増率が増加したことは主に、昨年同時期は警戒レベル3の実施による店内飲食が全面禁止となっており昨年の基準値が低かったことによるものである。6月の飲食レストラン業売上額は引き続き減少基調を維持し、コロナ感染拡大の影響を受け続ける見込み。
 6月を展望すると、黄・副処長は、「卸売業は5G,高速演算、自動車用電子機器など新興テクノロジー応用の持続拡大、加えて国際原材料価格が継続的に高水準で推移していることから、卸売業売上額は前年同月比+5.1%~+8.1%となる。また、新型コロナ感染拡大の影響を受けたものの、民衆が新型コロナ共存のニューノーマルに漸次に慣れてきており、且つ業者による販促イベントの強化、百貨店記念セールの実施、卒業シーズン商機などが感染拡大の衝撃を低減することから、小売業売上額は前年同月比+10.5%~+13.5%となる。飲食レストラン業売上額も前年同月比+27.2%~+30.2%となる見込み。」との見方を示した。
 


卸売・小売・飲食レストラン業 動 態 調 査