本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
検索キーワード
【全・日】ヘッダーリンク
【全】言語リンク-SP
【全・日】検索フォーム-SP
検索キーワード
よく検索される語
【全・日】ヘッダーリンク-SP
承認:エディタ
更新日時

2022年1月25日更新

承認:エディタ
コンテンツ
 中央銀行は12 月24日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、11月のM1Bの対前年比伸び率及びM2の対前年比伸び率(期中平均ベース)はそれぞれ+14.18%、+8.26%に低下し、両方とも13ヶ月ぶりの最低水準となった。中央銀行の担当者は、「これは、主に銀行の貸出及び投資の減少によるものであるが、1月~11月のM1B及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+16.64%、+8.78%となり、且つM1B及びM2の日平均残高はそれぞれ24.46兆元、53.31兆元に増加し、両方とも過去最高額を更新し、国内資金が依然として潤沢であることは変わっていない」と述べた。
 11月の普通預金残高は21.88兆元に増加し、25ヶ月連続して最高額を更新したものの、年増率では+13.12%に低下した。中央銀行の担当者は、「これは、主に企業及び金融持ち株会社による商業小切手の引き受け、及び定期預金の増加によるものであり、特に、輸出の好調、及び業者の収入増加により、外貨預金残高は7.30兆元に増加し、前年同月比+8.37%と金額として過去最高となった」と説明した。
11月の株価指数は440ポイントの上昇となり、個人投資家による株式投資比率が67.1%に増加したことから、11月の個人投資家の資金動向を表す証券振替決済預金残高は前月比391億元増加の3兆1,361億元と過去二番目の高水準となった。
 個人投資家の資金動向を表す証券振替決済預金残高は2020年11月に2兆6,301億元と過去最高となった後、2021年9月に3兆1,648億元と11ヶ月連続して過去最高額を更新した。10月は株価の暴落により減少に転じたものの、11月は株価の反転により、個人投資家が株式市場に戻り、証券振替決済預金残高は9月の過去最高に続き、二番目の高水準となった。
 11月の株価指数は17,498ポイントと17,000ポイント台に戻り、日平均取引高及び融資残高は前月比それぞれ661億元、263億元の増加となった。中央銀行の担当者は、「2021年の個人投資家による株式投資比率は大半6割超を維持し、6月、7月に7割を突破し、10月は63.6%に減少したものの、11月は67.1%に上昇しており、その増減は基本的に株式市場の変動次第である。
 ミニ株取引を開放した後、資本金の少ない者の投資誘致効果が大きく発揮され、11月末までの13ヶ月の証券振替決済預金残高は6,500億元となり、且つ2020年頭の新型コロナウイルス感染が爆発して2年間も経たないうちに、累計額が1兆元台を突破したことは株式市場の資金が潤沢であることを反映している。また、11月の外資による株買越し額は218億元となったことから、11月の外国人による台湾元建て預金残高は前月比245億元減少の2,194億元となった。




金融動向


 (注)
*M1A:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1B:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1Bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。