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2021年 6月22日更新

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 中央銀行は5 月24日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、4月のM1B対前年比伸び率(期中平均ベース)、及びM2の対前年比伸び率(期中平均ベース)はそれぞれ+17.73%、+8.83%と前月より微減となった。これは主に、銀行貸出及び投資の伸び悩みによるものであり、このうち、銀行による民間部門債権が減少し、政府の公債発行による借入れの返済により、公営事業への債権も大幅に減少し、IT業者による借入れの返済、前月より基準値が高かったことなどが挙げられた。1~4月のM1B及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+18.09%、+8.93%となった。
 4月の月平均の株価指数は17,115ポイントと17,000ポイント台を突破し、過去最高を更新した。外資の大量流入(50.08億米ドル)により、4月の普通預金残高は前月比1,169億元増加の20.74兆元と18ヶ月連続して最高額を更新し、前年同月比では+18.9%となった。また、個人投資家の資金動向を表す4月の証券振替決済預金残高は前月比1,743億元増加の2.99兆元に増加し、6ヶ月連続して最高額を更新した。国内預金残高は50兆251億元と50兆元台を突破し、市場資金が依然として潤沢であることを反映している。 
 中央銀行の官員は、「4月の普通預金、定期預金、及び政府預金の年増率とも上昇した。普通預金の増加は主に、株式市場の活況、銀行による大口預金の優遇金利策の実施によるものであり、定期預金の増加は主に、企業が株配当のニーズにより資金を定期預金にシフトしたことによるものであり、また、政府預金の増加は主に、昨年経済振興策の実施による基準値が低かったことによるものである」と述べた。国内預金残高が50兆元を突破したことについて、同人は、「これは経済規模の成長を反映しており、預金残高の拡大は必然である」と述べた。
 デイトレード取引の活況により、4月の日次平均の株式取引高は4,339億元と一挙に4,000億元台を突破し、過去最高を更新した。4月末の融資残高は3,447億元と過去10年(2011年7月以降)での最高額となった。
4月の外国人による台湾元建て預金残高は前月比183億元減少の2,291億元となった。これについて、中央銀行の官員は、「3月の金融合併案により、外資企業は持ち株を売却した後、資金を海外に送金したことによるものである。一方、4月の外資による株買い越し額は573億元となった」と述べた。
 
(注)
*M1A:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1B:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1Bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。