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台北事務所
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更新日時
2021年5月18日更新
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 中央銀行は4 月23日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、株価指数が引き続き過去最高を更新していることから、3月のM1B対前年比伸び率(期中平均ベース)、及びM2の対前年比伸び率(期中平均ベース)はそれぞれ+18.23%、+8.91%と前月より微減となった。1~3月のM1B及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+18.20%、+8.96%となった。3月の普通預金残高は20.52兆元まで増加し、17ヶ月連続して最高額を更新した。また、個人投資家の資金動向を表す3月の証券振替決済預金残高は前月比93億元増加の2.82兆元に増加し、5ヶ月連続して最高額を更新した。これは市場資金が依然として潤沢であり、4月の株式市場がさらに17,000 ポイント台を突破したことを反映している。

 中央銀行の官員は、「3月のM1B及びM2の対前年比伸び率とも低下した原因は、主に外資の流出(3.29億米ドル)、損保及び投資信託会社による海外投資拡大に伴う送金の増加によるものであるが、市場における資金供給は潤沢である。また、3月の個人投資家による株式投資比率が64.1%と前月(61.5%)を上回ったが、昨年12月(67.4%)、1月(64.7%)を下回った。直近の個人投資家による株式投資比率が60%台を維持して大きく変わらないことは主に、外資による株式投資比率の減少によるものである。2020年末までの個人投資家は339万人と過去最高となった。」と述べた。

 3月の株式融資残高は大幅に増加し、3,008億元と3,000億元台を突破し、過去10年(2011年8月以降)での最高額となり、3月の株価平均指数は16,150ポイントに引き続き上昇し、過去最高を更新した。日次平均の株式取引高は3,067億元と引き続き3,000億元台を維持し、資金の供給が潤沢であることを示している。
 
 3月の外国人による台湾元建て預金残高は前月比148億元増加の2,474億元まで増加し、前年同月比+24.25%の大幅増となった。3月の外資による株売越し額は1,508億元となったものの、海外送金額が100億元に至らなかったことは、多く資金が口座にストックされ、次の投資チャンスを狙っているか、或いは他の投資に移行したことを反映している。足元の4月23日までの外資による株買い越し額は385億元と3月の売越しから買越しに反転し、株式市場の活況を維持できると見込まれている。




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