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更新日時

2022年10月11日更新

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 中央銀行は9月5日に最新の外貨準備高統計を発表した。これによると、8月末の外貨準備高は前月比23.29億米ドル減少の5,454.28億米ドルとなった。蔡炯民・中央銀行外為局長は、「8月の外貨準備高が減少した原因は主に、ユーロなどの主要通貨の対米ドルレートの減価による米ドル換算後の資産価値の減少によるものであり、また、為替市場の秩序を守るために市場介入を行い、結果として外貨準備高の減少につながった。
 8月において、中央銀行は為替市場の秩序を守るために引き続き市場介入を行った。証券取引所の統計によると、8月の外資による株売り越し額は1,189.79億台湾元となり、外資の元金及び投資収益を合わせた外資の海外送金額は約80億台湾元となった」と説明した。
 また、「7月、8月の株現金配当額は8,000億台湾元超となり、外資が一部の現金配当を株式市場に再投資し、一部を海外に送金したことは市場の需給バランスに影響を与えた。当行は台湾元レートの安定を守る立場は変わらず、必要に応じて市場介入を行う」と述べた。
 8月末の外資企業による国内株式・債券保有額(時価ベース)及び台湾元預金残高の合計額は前月比98億米ドル減少の5,281億米ドルと直近22ヶ月の最低となり、外貨準備高に占める割合は前月比1%ポイント減少の97%となった。
 足元の世界ランキングでは、台湾の外貨準備高は依然として4位を維持した。1位中国(7月末3兆1,041億米ドル)、2位日本(7月末1兆2,026億米ドル)、3位スイス(7月末8,870億米ドル)となった。
 

外貨準備高・為替レートの推移