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2022年9月1日更新

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 行政院主計総処は8月22日、最新の労働力調査を発表した。これによると、7月の失業率は前月比0.04%ポイント上昇の3.78%と直近9ヶ月で最高となった。一方、季節調整後の失業率は前月比▲0.05%ポイント減少の3.68%となった。
 統計によると、教育水準で見ると大卒以上の失業率が5.48%と最も高く、年齢で見ると、20~24才の青年失業率が12.68%と最も高くなった。多く失業者が新規求職者であり、新卒者が労働市場へ流入したこと、卒業シーズンの到来などが失業率の上昇を押し上げた。
 陳恵欣・国勢調査副処長は、「7月の失業率について、季節調整前後で大きく異なったことは主に、新卒者及び夏季アルバイトを求める者が労働市場に流入したことによるものである。季節調整後の失業率が今年4月の新型コロナウイルス感染再拡大前の水準に戻り、足下の労働市場は安定状態に既に入ったと言える」と述べた。
 7月の失業者数は前月比6,000人増加の44.8万人となった。これは主に、新規求職者が8,000人の増加となったことによるものである。一方、業務縮小或いは工場閉鎖による非自発的失業者数は前月比1,000人減少の14.6万人と直近2ヶ月に比べ改善した。これについて、陳・副処長は、「業務縮小或いは工場閉鎖による非自発的失業者数は比較的に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けやすく、今月改善したことは労働市場が安定しつつあることを反映している。しかし今後の労働市場の変化は、新型コロナウイルスの感染拡大、国際情勢の展開、新卒者による労働市場への流入状況、政府による経済振興策の持続推進、企業による雇用需要などによって左右されるものである」と述べた。
 新型コロナウイルスの感染拡大が産業に与えた影響について、陳・副処長は、「主に内需サービス産業は新型コロナ感染拡大の影響を受けており、例えば宿泊・飲食レストラン業及び卸売小売業の失業者数は、それぞれ5,000人、1,000人の増加となったが、7月の内需サービス産業は全体で見れば前月より改善した。
 8月を展望すると、例年の6~8月は季節的な要因を受け、失業率は上昇基調となることから、8月も失業率は上昇する見込み」との見方を示した。
 


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