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2020年 11月 9日

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 中央銀行は10 月23日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、株式市場の活況、普通預金の大幅増、外貨預金の台湾元への転換、企業の現金増資などにより、9月のM1b及びM2の対前年比伸び率(期中平均ベース)はそれぞれ+12.10%、+7.15%と、それぞれ過去10年、過去11年で最高となった。1~9月のM1b及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+8.93%、+5.21%となり、マネタリーベースは+7.92%となった。中央銀行の担当者は、「株式市場の活況、及び株現金配当(1,968億元)の支給は9月の普通預金の大幅増に反映した。また、台湾元レート増価の予測により、業者が売上収入を外貨預金から台湾元預金に転換し、企業の現金増資などはM1b及びM2の対前年比伸び率の上昇に大きく寄与した」と説明した。

 9月の普通預金残高は前月比344億元増加の18.64兆元と過去最高となり、前年同月比+11.90%と過去10年で最高となった。中央銀行の担当者は、「輸出が好調であり、業者の海外売上、法人及び個人の海外投資収益を国内に送金し、台湾元建て普通預金にストックし、加えて昨年基準値の低下から、9月の外貨預金は8月の6.61兆元(過去最高)に比べ、488億元減少の6.56兆元となったものの、前年同月比+14.43%となった」と述べた。また、「台湾の株式市場は継続する潤沢な資金供給と流動性、投資家による経済面への高いマインドにより、世界において経済成長率がプラスとなる数少ない国である。高い投資利回りは市場取引の活況を下支えている。足元のM1b及びM2 の日平均残高はそれぞれ21.01兆元、48.57兆元と長期以来の高水準を維持している。これは、株式市場の今後の活況に有利となることを示している。一方、9月の外国人による台湾元建て預金残高は前月比289億元減少の1,922億元となった。これは主に、株の現金配当を海外に送金したことによるものである」と述べた。




                        金融動向表


(注)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。