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2021年 6月22日更新

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 経済部統計処は5月24日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、景気の回復により、4月の卸売業売上額は1兆67億元、前年同月比+22.18%と金額ベースでは同月で過去最高額となった。このうち、5G応用、 遠距離商機の持続拡大、景気回復による消費拡大が鉄鋼品、石油化学及びプラスチック産品価格、需要量を押し上げたことから、機械器具卸売業は前年同月比+22.3%、建築材料卸売業は同+43.6%、化学材料卸売業は同+34.5%、布・服飾品卸売業は服飾ブランドによる在庫補填の増加、販売好調、マスク・防疫手袋等の出荷好調により、同+36.8%となった。
 4月の小売業売上額は3,286億元、前年同月比+18.27%と金額ベースでは同月で過去最高額を更新し、10ヶ月連続のプラス成長となった。このうち、総合商品小売業は前年同月比+16.69%、百貨店及びその他総合商品小売業は昨年新型コロナウイルスの感染拡大による基準値の低下により、それぞれ同+49.45%、+28.1%となった。また、出国管制による国内消費の拡大は高級品、服飾、宝石、高級腕時計などの販売好調をもたらし、不動産取引の活況は家具への需要増加を押し上げたことから、布・服飾品小売業、家用器具及び用品小売業はそれぞれ+55.1%、+35.6%となった。
 4月の飲食レストラン業売上額は658億元、前年同月比+37.3%と金額ベースでは同月で過去最高額を更新した。昨年新型コロナウイルスの感染拡大による基準値が低かったこと、清明節連休による食事会、旅行者数の増加により、レストラン業、及び飲料店はそれぞれ+41.5%、+25.0%となった。また、一部トランジットの解禁は機内食業の売上にプラスとなった。
 黄偉傑・経済部統計処副処長は、「新型コロナウイルスの国内感染が急速に拡大したことは小売業の売上に影響を与えるものの、世界景気の回復力が依然として強みを見せ、新興科学技術及びインフラ建設への需要が引き続き拡大し、国際原材料価格が高水準で推移していることから、5月の卸売業売上額は+12.5%~+15.5%と引き続き成長する見込み。小売業、及び飲食レストラン業は国内感染の拡大による防疫措置の厳格化(外食、外出の制限)、一部売店営業時間の短縮、自主的停止が売上に大きく影響するものの、新型コロナウイルスの感染拡大による防疫、民生用品への需要増加、配食など多元化したデリバリーネットの構築は内需市場の負の衝撃を緩和することから、5月の小売業売上額は同▲4.5%~▲1.5%とプラス成長を収束し、飲食レストラン業売上額は同▲18.5%~▲15.5%と二桁のマイナスとなる見込み」との見方を示した。





卸売・小売・飲食レストラン業動向