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2022年4月6日更新

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 経済部統計処は3月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、2月の卸売業売上額は8,647億元、前年同月比+7.02%と16ヶ月連続のプラス成長となり、金額ベースでは同月で過去最高となった。これは主に、世界景気の安定成長、最終需要の持続的な拡大、工場及び公共工程建築の増加、加えて半導体及び国際原材料価格が高水準で推移していることにより、機械器具卸売業は前年同月比+16.5%、建築材料業は同+13.6%、化学材料業は+7.3%となったことによるものである。一方、自動車卸売業はチップの供給不足による売上減少により、同▲14.3%となった。
 2月の小売業売上額は3,147億元、前年同月比+0.18%と金額ベースでは同月で過去最高となった。これは主に、業者による販促活動の実施、天候が寒冷であったによる防寒商品の販売好調によるものである。一方、民衆の外出意欲も低下したことから、食品飲料及びたばこ小売業、量販店、コンビニはそれぞれ前年同月比▲9.0%、▲11.0%、▲6.95%となった。
 2月の飲食レストラン業売上額は719億元と金額ベースでは同月で過去最高となったものの、前年同月比+0.08%の微増となった。これについて、黄偉傑・経済部統計処副処長は、「天候が寒冷だったことによる民衆の外出頻度の減少、加えて旧正月要素による基準値が高かったことから、レストラン業売上額は前年同月比▲0.6%となった一方、ケータリング及び団体配食業売上額は業者による販路の拡大により前年同月比+11.7%と、2016年3月以降で最大の増加幅となった。」と示した。
 3月を展望すると、黄・副処長は、「3月は、世界景気の安定成長、スマホ新商品の発売、新興テクノロジー応用の持続的な拡大、原材料価格の高騰が持続されることから、卸売業売上額は1兆879億元~1兆1,186億元、前年同月比+6.5%~+9.5%と引き続きプラスを維持する見込み。小売業について、一部の百貨店による母の日向け販促イベントの前倒しの開催、防疫策の緩和、及び外国ビジネスマン入境制限の解禁により、売上額は3,312億元~3,410億元、前年同月比+1.5%~+4.5%となる見込み。域内コロナ感染の緩和に伴う民衆の外出意欲の高まり、加えて業者によるニューブランドの打ち出し及び新規店舗の展開により、飲食レストラン業売上額は662億元~682億元、前年同月比+1.5%~+4.5%と継続的にプラス成長となる見込み。また、第1四半期の飲食レストラン業売上額は四半期で過去最高となる可能性が高い」との見方を示した。
 




卸売・小売・飲食レストラン業動態調査