10月28日(金)、日本台湾交流協会台北事務所文化ホールにおいて、当協会及び台湾日本人会安全対策委員会の共催による「令和4年度台北市安全対策講演会」が開催されました。
この講演会は、緊急事態や治安情勢をテーマとし、在留邦人の各種安全対策に役立つ情報を提供することを目的として開催(近年は2年に1回程度)しているものであり、今回は、内政部警政署国際組から鄭明忠科長を講師に招き、緊急事態への備えと対応について講演していただきました。
鄭科長は、内政部警政署で外事・国際部門のプロフェッショナルとしてキャリアを積まれており、講演では、台湾で発生しやすい災害(特に地震)や昨今の国際情勢(ロシア・ウクライナ情勢、両岸関係)を踏まえ、緊急事態への備えと対応に関する当協会や在留邦人の留意点について、専門家の立場から分かりやすく説明していただきました。
また、当協会からも、緊急事態への備えと対応及び最近の台湾の治安情勢について紹介いたしました。当協会が紹介した内容の主要なポイントについては、当協会ホームページの「台湾在留邦人安全の手引き」(https://www.koryu.or.jp/safety/safety/guidance/)でも確認できますので参考としてください。なお、同手引きは、更新することがありますので、最新の内容をご確認ください。
在留邦人の皆様におかれましては、緊急事態が発生した際に冷静に対応できるように、当協会に在留届を確実に提出していただくとともに、平素から情報の収集や連絡体制の確立、携行品の準備、自宅や所属先付近の一時避難場所や防空避難施設の確認等の各種備えや対策を行っていただくようにお願いいたします。
9月25日(金)、当所文化ホールにおいて、台湾日本人会安全対策委員会との共催により「令和2年度台北市安全対策講演会」を開催しました。本年は、年初から新型コロナウイルス感染症の感染拡大が世界的な課題となっていることを踏まえ、衛生福利部疾病管制署預防醫學辦公室から蘇家彬医師を講師に招き、「台湾の夏によく発生する伝染病及びCOVID-19の紹介」について講演していただきました。蘇医師は、感染症予防のプロフェッショナルとしてキャリアを積んでおり、在留邦人が留意すべき新型コロナウイルス感染症や日本脳炎等の伝染病につき、専門家の立場から分かりやすく説明してくださいました。また、蘇医師が使用した講演資料には、新型コロナウイルス感染症等の感染源、具体的な症状、予防方法等が紹介されており、大変有益な情報が盛り込まれています。
在留邦人の皆様にあっても、以下の講演資料を参考にしながら、台湾における新型コロナウイルス感染症の新たな流行に備えて意識を高めるとともに、各種感染症の予防にも対策を講じていただければと思います。
衛生福利部疾病管制署預防醫學辦公室の蘇医師による講演の様子と使用した講演資料
講演資料(「台灣夏季常見傳染病與COVID-19介紹」)
9月21日(金)、当所文化ホールにおいて、台湾日本人会安全対策委員会との共催により「平成30年度台北市安全対策講演会」を開催しました。本年は、2月に花蓮で震度7を記録する大地震が発生したことを踏まえ、台湾内政部消防署災害管理組から史明原秘書を講師に招き、「大規模地震への備えと対応」について講演していただきました。史秘書は、日本の防災にも精通しており、在留邦人が台湾の大規模地震に備えて何をしておくべきか、発生時にどのように対処すべきかなどにつき、専門家の立場から分かりやすく説明してくださいました。また、史秘書が使用した講演資料には、地震発生直前の警報、地震発生に備えた防災準備、防災公園の事前確認等に関する内容のほか、台湾政府が作成・管理するホームページ、SNS、スマートフォンアプリ等が紹介されるなど、大変有益な情報が盛り込まれています。
在留邦人の皆様にあっても、台湾では大規模地震がいつ発生してもおかしくないという意識を高め、以下の講演資料を参考にしながら各種対策を講じていただければと思います。
内政部消防署災害管理組の史秘書による講演の様子と使用した講演資料
講演資料(「有關大地震的防範與措施」)