本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
検索キーワード
【全・日】ヘッダーリンク
【全】言語リンク-SP
【全・日】検索フォーム-SP
検索キーワード
よく検索される語
【全・日】ヘッダーリンク-SP
承認:エディタ
検索候補
更新日時

2020年 4月 13日

コンテンツ
 経済部統計処は3月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、2月の卸売業売上額は7,531億元、前年同月比+15.93%と前月の減少からプラス成長に好転した。これは、主に前年同月の旧正月を受けた稼働日数の減少に伴う基準値の低さによるものである。2月の小売業売上額は2,767億元、前年同月比▲1.38%となった。これは、主に前年の基準値の低さ、及び、一部企業が新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって消費減速の影響を受けたことによるものである。一方、小売業のうち、ネットショッピング及び通販業は前年同月比+12.9%の大幅増となった。これは主に実店舗の消費形態から通販消費に変わったことによるものである。新型コロナ感染による消費意欲の低下を受けて、2月の飲食レストラン業売上額は584億元となり、前年同月比▲16.97%と同月の17年ぶりの減少幅となった。

 王淑娟・統計処副処長は、「2003年5月のSARSの期間中において、外食が減少したことにより、飲食レストラン業の売上額は同▲17.51%と過去最大の減少幅となった。本年2月の飲食レストラン業の売上額が大幅に減少した原因は、主に前年の旧正月の稼働日数の減少に伴う基準値の低さ、及び、新型コロナの感染拡大による食事会の中止や外食の減少によるものである。1~2月の飲食レストラン業売上額は1,415億元となった。このうち、レストラン業は一部業者による新規店舗の開設や販促イベントの実施により売上を押し上げたものの、宴会を主とするレストラン業は新型コロナ感染の影響を受けて売上が大幅に減少した結果、前年比+1.6%となった。ケータリング、及び、団体配食業は、新型コロナウイルスの感染拡大、学校新学期の延期、飛行停止により、同▲16.2%となった」と説明した。

 統計処は、「新型コロナウイルスの感染拡大により、2月の卸売、小売、飲食レストラン業の売上額は711億元の大幅減と予測していたが、実際の減少額は666.8億元にとどまった。小売、飲食レストラン業の減少額は予測を上回ったものの、卸売業の高成長が全体の減少幅を縮小した」と説明した。
注意すべきは、3月は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、卸売業、飲食レストラン業など内需産業の売上額は824.9億元の減少となり、このうち、卸売業が390.7億元の減少、小売業が299.7億元の減少、飲食レストラン業が134.5億元の減少となり、その影響は2月を上回ると見込まれる。



卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]