本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
検索キーワード
【全・日】ヘッダーリンク
【全】言語リンク-SP
【全・日】検索フォーム-SP
検索キーワード
よく検索される語
【全・日】ヘッダーリンク-SP
承認:エディタ
更新日時

令和4年11月1日更新

コンテンツ
 行政院主計総処は10月24日、最新の労働力調査を発表した。これによると、ビジネス活動の再開、大学新卒者が次々と就職先を確保したことから、9月の失業率は3.66%に改善し、直近5ヶ月で最低の水準となった。9月の主要経済国の失業率について、韓国2.4%、米国3.3%、香港4.1%、ドイツ(8月)3.0%、日本(8月)2.6%となった。主計総処の担当者は、「新型コロナ感染拡大の影響が依然として存在しているものの、各主要経済国の失業率は明らかに改善した」と述べた。
 陳恵欣・国勢調査副処長は、「9月の失業情勢はビジネス活動の再開により安定している。上半期の新型コロナ感染拡大による「業務縮小に伴う非自発的失業者数」は13.6万人に減少し、6月に比べて1万人の減少と失業情勢は漸次に改善してきた」と述べた。
 統計によると、9月の宿泊・飲食レストラン業、運輸倉庫業、芸術レジャー娯楽業、その他サービス業(エステティック・美容、マッサージ等)の就業者数は前年同月より増加した。一方、卸売・小売業、不動産業、金融保険業等は前年同月より減少した。
 陳・副処長は、「各産業において新型コロナ感染拡大の影響が依然として存在しているものの、全体を俯瞰して見れば、失業率は3.66%と新型コロナ感染拡大前の水準に戻り、直近5ヶ月で最低となった。また、季節調整後の失業率は3.64%となった」と説明した。
 労働部労働力発展署の最新統計によると、9月の各公立就業サービス機関に登録した新規求職者数は計62,110人、前月比▲3.62%となり、新規求人者数は10万1,764人、前月比+1.45%となり、求人倍率は前月比+0.08%ポイント増加の1.64倍と求職者一人当たり約1.64件の就労機会があることを示し、新型コロナ感染拡大前の水準に戻り、直近5ヶ月で最大となった。
 このうち、宿泊・飲食レストラン業の新規求人者数は9月時点で18,983人、前月比+26.84%と同月で過去6年以来の最高となった。卸売・小売業は内需の回復により、9月時点で14,334人、前月比+11.72%と同月で過去5年以来の最高となった。
 労働部の担当者は、「飲食レストラン業の求人ニーズは宿泊業を上回り、卸売業は小売業を上回っており、求人者数の増加は確実に域内防疫策の方向性と共存し、国内旅行の増加による内需回復につながる」と述べた。
 今後を展望すると、陳・副処長は、「10月は水際対策の緩和がサービス業労働力の需要をもたらし、また、過去5年間のデータをみると、第4四半期の失業率はさらに▲0.1~▲0.32%ポイントの低下となり、失業情勢の改善にプラスとなるものの、近日の世界経済における不確定要素の高まりにより、今後も引き続き観察する必要がある」との見方を示した。

雇用動向