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2022年5月6日更新

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 行政院主計総処は4月22日、最新の労働力調査を発表した。これによると、3月の失業率は前月比0.01%ポイント上昇の3.66%となり、季節調整後の失業率は前月比0.03%ポイント上昇の3.70%となった。陳恵欣・国勢調査副処長は、「3月の失業率が上昇した原因は主に、旧正月明けの転職ブームが3月に後ろ倒されたことによるものである」と説明した。
 3月の就業者数は前月比1.8万人減少の1,144万人となった。これは主に、15才以上の労働人口の減少によるものであり、このうち、サービス業部門は8,000人の減少、工業及び農業部門はそれぞれ6,000人、4,000人の減少となり、前年同月比では8.1万人の減少となった。季節調整後の就業者数は前月比1.3万人の減少となり、失業者数は3,000人の増加となった。労働参加率は前月比0.02%ポイント上昇の59.19%となった。1~3月の就業者数は前年同期比6.3万人減少の1,145.8万人となった。
 3月の失業者数は前月比1,000人増加の43.5万人となった。このうち、仕事に対する不満による失業者及び初めての職探しによる失業者はそれぞれ6,000人、1,000人の増加となり、業務縮小や事務所の閉鎖による非自発的失業者数は7,000人の減少となった。対前年同月比では4,000人の減少となった。1~3月の失業者数は前年同期比7,000人減少の43.3万人となった。
 3月の失業率が改善せず上昇した原因について、陳・副処長は、「失業者数の増加は主に、仕事に対する不満による転職者が6,000人の増加によるものである。直近の数ヵ月を見ると、仕事に対する不満による転職者の増減幅が2,000人増減のベースで推移している。一方、この数ヶ月を観察すると、業務縮小による失業者数は9ヶ月連続の改善と、減少基調となっている。3月の失業率の上昇及び失業者数の増加はいずれも転職ブームの影響によるものである。そのため、足元の失業情勢が安定している。」との見方を示した。また、「最近新型コロナ感染が再拡大したものの、日常生活に影響を与えておらず、一部の業者は新規雇用を次々と行っていることから、旧正月明けの離職者が就職先を次第に確保すると思われることから、4月の失業率は改善すると見込んでいる。」とみている。
 



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