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「令和5年度外務大臣表彰」表彰式実施

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 12月25日(月)、台北市内のホテルにおいて「令和5年度外務大臣表彰」表彰式が執り行われ、財団法人語言訓練測験中心(LTTC)に対し表彰状が授与されました。外務大臣表彰は、我が国との友好関係増進のため長年にわたり取り組まれた個人・団体に対し、その貢献を外務大臣より表彰するものです。
 表彰式は、温かく和やかな雰囲気の下、執り行われました。

 LTTCは語学試験等を実施する専門機関として1951年に創立された後、台湾において日本語能力試験(JLPT)が開始された1991年より試験実施機関としてJLPTの実施に携わり、広報、受験者への連絡、試験会場手配、試験官の訓練、障がいを持つ受験者の対応等、JLPTをきめ細やかかつ円滑に実施・運営し、台湾における日本語教育を支える存在として長年にわたり活動してきました。さらに、2002年からは日本留学試験も実施しており、JLPTと同様に、円滑な運営に貢献しており、台湾における日本語の普及に大きく寄与しています。

 受賞をお祝い申し上げるとともに、益々のご発展を祈念いたします。

 片山代表の挨拶全文は以下の通りです。

 皆さん、こんにちは!
この度、語言訓練測験中心(LTTC)が令和5年度外務大臣表彰を受賞されましたことに、日本台湾交流協会を代表し、心よりお祝い申し上げます。

 私にとっても、日本台湾交流協会台北事務所代表として着任以来初めての外務大臣表彰授賞式であり、感慨もひとしおです。

 LTTCは語学試験等を実施する専門機関として1951年に創立され、1991年に日本語能力試験(JLPT)が台湾で開始された時から、その実施に携わってこられました。運営にあたり、LTTCは広報や試験の手配だけでなく、試験官の訓練や障がいを持つ受験者の対応等、きめ細やかかつ円滑な対応を通し、台湾における日本語教育を支える存在として長年にわたり活動していらっしゃいました。

 台湾では幅広い年齢層がJLPTを受験しています。今年12月3日の試験では、最年少の受験者は7歳、最年長は91歳でした。また、視覚障がいや聴覚障がいなど配慮が必要な受験者への対応数も、台湾が群を抜いています。様々な受験者が安心して試験に臨めるよう、LTTCは様々な工夫を凝らしてこられました。
 
 LTTCのこうしたご尽力のおかげもあり、台湾にはJLPTを活用して学び続ける数多くの日本語学習者がいます。台湾では、大学や高校、また近年は中学校や小学校においても日本語や日本文化教育が取り入れられ、日本語学習者の裾野は広がり続けています。その結果、人口100万人以下の小規模な国や地域を除けば、台湾は教育機関で学ぶ日本語学習者数が人口比で世界第3位となっています。

 さらに、LTTCは2002年から、日本に留学するために必要な日本留学試験(EJU)の実施にも関与していらっしゃいます。日本への留学生数は2020年に初めて30万人を超えましたが、日本政府は2033年には40万人の留学生を受け入れるという目標を発表しています。歴史的にも文化的にも日本とのつながりが深い台湾の学生が日本に留学する機会が今後ますます増え、日台の架け橋となる人材として活躍してくれることを期待しています。その意味でもLTTCの役割は一層高まっていくものと確信しております。皆様のこれまでの長年にわたる献身的な活動に感謝と敬意を表すると共に、今後も引き続き台湾における日本語教育の普及にご協力いただけますようお願い申し上げます。

 最後に、改めて今次外務大臣賞受賞をお祝いするとともに、皆さまの今後の益々のご発展とご健勝、そして日台友好交流の一層の発展を祈念して、私のお祝いの挨拶とさせていただきます。私自身も今後、台湾各地の日本語教育の現場を是非視察したいと考えています。
本日は誠におめでとうございます。



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