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台北事務所スタッフブログ

概要
日本の皆様に少しでも多く台湾を知ってもらうため,新たにスタッフブログを開設し,台湾の“生”の情報を届けていきたいと思います,是非ご覧下さい。

ブログトップページはこちら(https://www.koryu.or.jp/about/taipei/staffblog/
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2020年07月19日

歴史文化協会情報

端午節の伝統的スポーツとは?|2020年台湾ドラゴンボート大会



みなさんこんにちは!台北事務所職員の柴原です。

台湾は旧暦の5月5日(今年は6月25日)が端午節です。

台湾では,“端午節を過ぎると本格的な夏がやってくる”と言いますが, 端午節を過ぎ,7月の台北ではすでに気温30度を超える日が続いています。

暑くなり,冷たいものをとりがちですが,体を壊さないようにみなさん気をつけてくださいね

端午節には各地で大々的にドラゴンボート大会が行われますが,なんと今年は当所職員もドラゴンボート大会に参加しました!

そこで,今回は端午節とドラゴンボートの関係についてご紹介するとともに,職員の練習風景や大会の結果も記録させていただきたいと思います。

端午節とドラゴンボート(龍舟)の起源


日本では5月5日が「端午の節句」ですが,台湾の「端午節」は旧暦の5月5日です。

春秋戦国時代,楚の国にいた詩人であり政治家の屈原(くつげん)という人物は,秦の謀略から国を守るべく努力しましたが,自国内の権力抗争に敗れ国を追放されてしまい,その結果,楚の国は秦に支配されてしまいました。

国の将来を憂いた屈原は,川に身を投げました。

屈原の身を案じた人々は,川に潜む竜や魚に襲われないようにドラや太鼓を打ち鳴らして探し回りました。

以来,屈原が入水した旧暦5月5日には,小舟レース大会が各地で行われるようになったそうで,ドラゴンボート(龍舟)は,古代中国で生まれた世界最古の手漕ぎ舟の競漕だといわれています。

近年では,日本を含め世界各国にドラゴンボートが伝わり,スポーツ競技化されました。

台湾では毎年外国人留学生チームも比較的多く参加していて,台湾の文化を実体験できる良い機会になっています。

端午節には「ちまき」を食べる風習がある!?




屈原の死後,漁民達が「ちまき」を川に投げ入れて,屈原の遺体が食べられないように守ったという説から,旧暦5月5日の命日にちまきを食べるようになったともいわれています。

実は台湾では北部と南部でちまきの作り方や味が異なるんですよ!

「南煮北蒸」といわれ,北部のちまきは,具材を竹の皮に包んで蒸しますが,一方で南部のちまきは,竹の葉に具材を入れて茹でます。

北部のちまきの方がおこわに近く,味や香りも濃厚です。南部のちまきの方がもっちりとしていて,味は比較的薄く,具材の味が楽しめます。

このように北部と南部で作り方や味が異なるため,台湾の人も好みが北部派と南部派に分かれるようです。

ちなみに,スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの売り上げランキングによると,2020年は北部ちまきに軍配が上がったそうですよ!

また,最近では新感覚のちまきが次々と登場しており,スイーツ系ではなんと,“タピオカミルクティーちまき”が即完売したようです。

当所職員がドラゴンボート大会へ挑戦!


中華オリンピック委員会とオーストラリア駐台弁事処との合同チーム「奧林匹克友誼號(Olympic Friendship)」を結成


我々日本台湾交流協会台北事務所は,中華オリンピック委員会とオーストラリア駐台弁事処との合同チーム「奧林匹克友誼號(Olympic Friendship)」を結成し,2020年6月25日端午節に新北市で行われる大会「新北市議長盃龍舟錦標賽」に向けて,平日夜と土日数回の練習を重ねました。

当所職員を含め選手全員がドラゴンボート大会初参加でしたので,練習から本番まで全てが驚きと興奮の連続でした!

ドラゴンボート専用練習スペースが設置されている




まずびっくりしたこと、それは、陸上にドラゴンボート専用練習スペースが設置されていることです!!

練習もてっきりボートの上でするものと思っていた私は,まず,専用の練習場で練習することに大変驚きました。

台北の大直橋下にある盪漿池(練習場)で,櫂の持ち方,フォームや入水の角度,力の入れ方など,ドラゴンボートを漕ぐ上で必要な様々な知識を学びます。


ドラゴンボートは腕の力を使わない!?


そして、さらにびっくりしたのが、練習が想像以上にハードだったということ…。

理想のフォームは肘を曲げず,腕と櫂で「A」の字を描くように持ち,持つ手に力を入れません。

まずこのフォームを維持することすら,腕や体がプルプルして耐えられません。

実はドラゴンボートは腕の力を使うのではなく,主に腰と脚を使って体全体で漕ぐのですが,翌日,腕などの別の場所が筋肉痛になると,正しいフォームでできていないことがわかります。

ちなみに,台湾ではお腹周りの贅肉を「浮き輪(游泳圈)」と比喩することがありますが,ドラゴンボートは「浮き輪」撃退にも効果があるそうです!!

ハードな練習に意気消沈だったメンバー,特に女性陣はこれを聞いてやる気がみなぎりました(笑)



練習では連続で30回漕ぐ→1分休憩→30回→1分休憩→50回のように,連続で漕ぎ続けてもフォームやリズムが崩れないかどうかチェックします。



コツはみんなでタイミングを揃えること


一人一人の力が強くても,みんながバラバラに漕いでいては,ボートはまっすぐ進みません。

漕ぐ力ももちろん大切ですが,何より“みんなでタイミングを揃える”ことを教わりました。

見ているだけだと簡単そうですが,疲れてくると自分のペースで漕いでしまうので息が合わず,意外と難しいんですよ。

普段から日本語,中国語,英語の3カ国語を使い,組織を飛び越えて,奧林匹克友誼號(Olympic Friendship)チームの一員としてコミュニケーションをとることを心がけていました

実際にボートに乗って練習してみたら



▲川での練習では,新北市の蘆洲に行き,実際にボートに乗って漕ぎます。

ちなみに本番では,転覆しないよう,左右の重さのバランスをとるため,ボートに乗る前には,各自自分の体重を申告のうえ,コーチが選手の座る位置を決めます。


▲蘆洲での練習後,夕日をバックに記念撮影


▲準備体操と練習後のストレッチは欠かしません! 

▼練習風景の動画はこちら

ドラゴンボートの目入れ式典


6月6日に台北で行われたドラゴンボートの目入れ式典に参加し,5キロメートルを漕ぎました。



▼目を入れる前のドラゴンボート



▼ドラゴンの口には金紙が,角(?)には袋に入ったちまきがセットされていて, これらを川にまきながら漕いでいきます。


タイムを競う本番の大会ではもちろん行われませんので,より伝統を感じられました。

▼記念撮影 




▼ボートに目を入れ終わると,陸から川まで自分たちでボートを持ち上げて運びます。(…重い!)

▼ボートは20人乗りで,選手18名,先頭のペースメーカーが太鼓を叩き,後ろには舵取りが座ります(写真は別チーム)。

▼休み休みでなんとか5キロメートルを漕ぎきりました!


▼目入れ式典の様子はこちら

ついに本番!6月25日「新北市議長盃龍舟錦標賽」




ついに本番の日がやってきました。

これまでの練習の成果を発揮し,40チームの半分である20位以内に入れば次の日に行われる決勝に進むことができます。

果たして,「奧林匹克友誼號(Olympic Friendship)」は勝ち進むことができたのでしょうか!?

▼スタート地点まで向かいます。


結果は3分13秒で,40チーム中30位と,惜しくも予選敗退となってしまいましたが,メンバー全員がドラゴンボート大会初出場にしては素晴らしい結果だったとコーチから褒めていただきました。



練習を指導してくださったコーチは台湾原住民のパイワン族出身の方で, 川での練習や大会を無事に終えると,皆で脱帽し,かけ声とともに深くお辞儀をして,川に感謝の意を表す儀式を行うと教えていただきました。

私たち奧林匹克友誼號(Olympic Friendship)は川にお辞儀をして,会場を後にし,我々の2020年ドラゴンボート大会は幕を閉じました。


おわりに


台湾の伝統的なスポーツであるドラゴンボートをとおして様々な方と友好関係を築くことができました。

台湾在住の方や台湾に留学されている方は是非参加して,台湾の伝統に触れてみてください!

今後も台湾の文化など,台湾について幅広くご紹介させていただきます!

最後まで読んでいただき,ありがとうございます。

このブログを書いたのは…


柴原・台北事務所派遣員

中国語学科卒業
台湾赴任3年目
在学中,台湾に1年間留学経験あり
好きなことは旅行


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